えー・・・こんにちは。作者です。

今日は、お茶時間ということで、フリートークです。

毎度毎度読んでいただき、ありがとうございます(深々)

やっと新・キャラ「ヒカリ」が出て参りました。


えーと、こう申すのも、ナンでございますが95%実話でございます

後の5%は、小説らしくするための文章だと思っていただいても構いません。


話のラストも決まっていて、それに向けてシコタマ書くだけなんですが

「つらい過去に戻って、ぶりかえさないようにしてくださいね」

という嬉しいお言葉をいただき、ありがたや~状態です。


作者は、まだまだ現役患者ですが、

主人公:紺野の治療を目指して、

そして、読者様がちょっとでも笑っていただけたら

「乖離」って良く考えると、なるほどなあ・・・ふーん、とか

そんなことを願いながら更新していきます。


本文では、文字の色も黒一色・絵文字無し、でございます。


コメント気軽に残してやってください♪

草食動物なので、噛み付きません(笑)

むしろ、すぐに腹を見せますヨ。

よろしくお願いします♪


《Scene,3に続く》



banaar

amebana.1

bestbana

人気blogランキングへ

宜しければクリックお願いします♪

仕事の帰りに、クリニックへ。

2週間に一回、定期的に通っているクリニックですが。

ここの医者が、初老のジジ医者なんですな。

二言目には「切っちゃイカン!」の一点張りなわけで。


さっそく、言われましたがな。

「・・・・・また、切ったんかいな」

ワタシは無言で、座ったまま。

「・・・ああ、こりゃ、ヒドイなあ。縫合せんと・・・・おーい、ちょっと、誰か用意してや」

ぱっくりあいた傷口を見て、ジジ医者は言った。

「ええか、リストカットなんて周りにおる人間が引いていくだけやで、そんなん、イヤやろ?ムダな血ィ流して、なんの得があるちゅうねんな。こんだけ切ったら血ィがぎょうさん出たやろ。それやったら、献血いってきたらどないや。その方がちょっとは、世の中のためになる、いうもんやで」


やかましい。

この、ヤブジジィめが。

お前は、それでも「心療内科医」か。

患者にNGな言葉、アホほど、ぬかしよって。

ウツ患者でも、読む本は読んでんのよ、コッチだって。


ふん。


と、そのヤブジジィが縫合のための、器具をカチャカチャしだしたときだった。

ふと、アタマの中に雲がかかったというか、ワタシは一瞬眠くなった。


ヤブジジィが糸を通した針をキズ口に押し込む。


「いってええええええ!」

誰のモノかわからない声が、診察室に響きまくった。

「いくらオレが切ったからって、麻酔くらいしろっつーの!ヤブ!」

ヤブジジィは、その剣幕に押されたのか、動きを止めたほどだった。

「普通、外科の手術なら、麻酔くらいすんだろ?!コッチだって生きてる人間なんだよ!!イテーだろうが!考えろ、そんくらいよお」


ヤブジジィは気おされたのか、看護婦に麻酔の用意をさせた。


・・・・はて?

急に眼がさめた気分になったのは、ワタシである。

ワタシ、今、なんか叫んだ??

それも、なんか患者らしからぬ、かなりの暴言を吐いてしまった気がするんだけど。


ヤブジジィは、黙々と縫合を進めていた。

ワタシは黙って治療が終わるのを待った。


最後、糸をプツンと切ってから、ヤブジジィはじーっとワタシを見た。

「・・・・・あんたの、名前は?」

「は?」

「いや、だから、あんたの名前をいうてみい」


一瞬、またあの眠気が襲った。

ワタシの口が動いた。

「オレぇ?・・・・ヒカリだよーん♪」


ヤブジジィは、包帯を巻き終わると、机のカルテに向かってなにやら書き出した。


「ヒカリくん、ちょっとココに座り」

「・・・・は?」ワタシは間の抜けたような声を出した。

「・・・・先生、ヒカリって誰のことですか?」

「紺野さん、あんたや」

「・・・・は?」

「あんた、人格が交代した」

「・・・・は?」

「えーと・・・カイリ・カイリ・・・どないな字やったかいな・・・あ、あった。乖離性人格障害発生・・・と。・・・・あかんなあ、ウチでは乖離は専門外やからなあ・・・」


このヤブジジィ、さっきから、何いってんの?


「先生、あの人格交代って・・・・・」

「まあええわ。お薬、いつもの出しとくさかい、また2週間したらおいで」

「・・・・はあ・・・・」

「もう切ったらあかんで」

「・・・・はあ・・・・」


なんか釈然としないまま、クスリをもらって帰宅する。

縫合されたから、今日はお風呂、無理だな・・・・ちぇ。


「ホント、イヤだよなあ・・・・・風呂でゆっくりしてえよぉ」

・・・・・ホント、イヤだよなあ・・・・・風呂でゆっくりしてえよぉ・・・・???

これ、ワタシの言葉使いじゃないし。

空耳でもなさそうだし。

「シャワーじゃ、なんか風呂入った気がしねえもん」

えええええええええええ?????!!!!!!


「アンタ、誰?!」

ワタシ、思わず部屋で大声を出す。

「・・・そんな、コワイ声、出すなよ。びっくりするじゃんか」

と発したのは、他ならぬワタシであった。


「・・・・・・誰か、いるの?」

誰もいるはずないんだけど、一応、念のため。

こういうシーンって、ほら、映画やTVだと、幽霊とか犯人とか、まさかいるはずのない自室に、カーテンの裏から出てきたりするじゃない。だからね、念のため。


「カーテンの裏なんかに、いないよ。アンタ、ドラマの見すぎなんじゃね?」

「じゃ、アンタ、どこにいんのよ!」

「アンタの頭ん中」

「・・・・・は?イミわかんないし」

「あのね、オレ今、お宅の口からしゃべってんの、だから、お宅とオレは同じ人間なんだよ」

「・・・・・はあ?!」

「オレ、ヒカリっていうんだ、よろしく♪」


ワタシはその場にしゃがみこんだ。


ねえ、ちょっと、ヒ、ヒカリって、誰?!



《Scene,3に続く》



banaar

amebana.1

人気blogランキングへ

宜しければクリックお願いします♪

酒くさい、自分の息で眼が覚めた。

・・・ダメだ。アタマ・ぐらぐら・・・・

ぼんやり見ると、床には100円ショップで買った、お気に入りのでっかい青いグラス、横倒し。

空になった、クスリのプラスティック・シート、2枚。

そして、床一面の血だまり。その中心で倒れてるワタシ。


「・・・・あーあ・・・また、ヤっちゃったかぁ・・・・・」


ちょっと、自己反省的につぶやいて、寝ぼけ眼でアタマを掻く。

「コレ、どうみても、殺人現場にしか見えないよなあ・・・・」


血まみれのパジャマ。これ普通に洗濯しても落ちないんだよね。毎回、服は汚さないように気をつかってるつもりなんだけどな。

焼酎の、確か昨日買ってきたばかりの、「下町の味・ナポレオン」なんてものを横目で見て。

残量ライン、半分大きくオーバー。昨日買ってきたばかりだったのに。あーあ。

「・・・・ま、これだけ飲んで、赤玉2シートとくれば、当然といえば当然か・・・・」


パジャマ脱いで、下着一枚でベランダ出て、洗濯機にパジャマ放り込んで。

・・・・・・やだ、もう。めんどくさい。


振り向いた瞬間に左腕が、ひきつれたような痛みを感じる。

ちょうど、注射されるとこ、肘の内側。大きくパックリと開いてる傷口。

血は固まっているけど、やだ、ニクの中身、見えてるジャン。

これで、あの血だまりのイミはわかった。


「手首なんて切っても、スジばっかで血なんてあんまり出ないもんね。そんで、そこに眼をつけたか、なるほど」

他人ごとのように、一人しゃべってみる。

もっとも、聞くヒトなんて誰もいないんだけど。


無数の傷が残る、左腕。

ワタシの悲しみの、記録。


・・・・へっへっへ。なーんてネ。

実際のところ、あんまり感傷ってないのよね。こういっちゃナンだけど。

「ティーッシュ!ティーッシュ!」

ワタシは歌うように、わめきながら、ベッドの脇にあるクリネックスの箱目がけてジャンプした。



ワタシ、紺野稜子という。私学四年大学をでて、平凡なOL。彼氏いない暦・・・・半年。

ウツ病になって、もうかれこれ半年になるのかな?

なんでこんなあいまいな言い方になるのかっていうと、早い話、ウツ病っていつなってるのかわからないのよね。

例えば、「ああ、熱っぽいな、風邪かな?」と思うじゃない。

内科にいくと、「フムフム、風邪ですなあ。ま、無理せんで大人しく寝てなさい」っていわれて、葛根湯とか飲んで寝てれば治るワケよ。

ところが、ウツ病ってば、まるっきり違うワケ。


半年前、実家の両親が浮気騒動で、もめていた。

半年前、お互い、両親からの相談の電話がひっきりなしにかかってきた。

半年前、仕事で大きな人事異動があった。

半年前、個人的な理由で引越しした。

半年前、彼氏と別れた。

半年前、彼氏と別れた・・・・っていうより、一方的にキラわれた。

半年前、沖縄旅行にいった。

半年前、大好きだったジイちゃんが他界した。

半年前・・・・・・・って、全部、そのころに関わってくるんだよね。


症状は、だるい・ヤル気がない・眠れない・・・・っていうモノで「ああ、ワタシってば、もうダメ人間になっちゃったのね」くらいにしか、思ってなかったのよ。時期が時期だったし。

仕事は、ある程度こなさなきゃならなかったから、イヤイヤ行ってたけど。

だから、わかんなかったのよ。

「そんな病気」があるってことが。



と、目覚ましが鳴った。

今日もお日様キラキラの快晴。お部屋は殺人現場。


「こんなにギャップのある日常ってのも、珍しいとおもうケド・・・・」


そう一人ゴチて、ワタシは出勤の支度を始めた。

左腕はバンドエイドで止めて、化粧して、長袖着て。

定期と財布と腕時計とキーケースと。

玄関で黒いヒール。

鏡に映ったワタシは、まるっきり普通のOLだった。


床に落ちていたカミソリを見つけたので、ヒールで軽く蹴ってやった。

カミソリは狭い1ルームのキッチンの床を滑って、冷蔵庫に当たってあっけなく止まった。


「こんなモンよね、結局。・・・さー、仕事すっか!」


ワタシは、玄関の扉を開けた。

この時は、全く予感してなかったのよ。

これから起こる、全てのアリエナイ事、について、ね。



《Scene,2に続く》



banaar

amebana.1

人気blogランキングへ

宜しければクリックお願いします♪

ついにやっちゃうのか・・・って感じです。

筆者はウツ病5年目を迎える患者であります。

病気については、色々な症状がありますが、代表的な、そして最も困った症状が「乖離性人格障害」でした。

わかりやすくいうなら「人格」「交代」してしまうのです。


ウツ病の患者さんはたくさんおられると思います。

その苦しみも悲しみも、理解できます。


でも敢えて、こういう私のようなヘンテコな患者もいるんだよ、というメッセージとともに、

この病気がもっと社会に知られるようになることを祈って、

少しでも、同じ病気の方に笑顔が戻られることを望んで、

書いていきたいとおもいます。


ノンフィクション&フィクションの筆者の実生活です。

読みきり1話となっています。

まったりしながら、読んでください


banaar

amebana.1

人気blogランキングへ

宜しければクリックお願いします♪