北海道胆振東部地震が発生してから目立つようになったのが、

公益財団法人ACジャパンの公共CM。

 

その中の一つを取り上げて、少し浅めに掘り下げてみたいと思います。

 

それは「オモイデはニッポンの人」編。

 

気になるよね~。

♪あと少し・・・あと少し・・・

 

この曲は竹原ピストルの「ひまわりさくまであとすこし」という新曲なのだそうで、

全体に言いたいことは「2020年に向けて、外国人旅行者に日本人の印象を良くしましょうね」

というコトのようですけれど・・・

 

私がこのCMを見た率直な感想は・・・

 

「2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会まであともう少し。

もう天災なんか起きないでくれよ~。

あともう少し、もう少しの我慢だぜ!」

 

・・・というコト。

 

あともう少し、もう少し・・・

もう少し辛抱して、オリンピック・パラリンピックさえやっつけちゃえば、

2020年から先なんてどうでもいいもんね。

・・・なんて、そう言っているように思えるのです。

 

ずっと考えていることなんだけど・・・

今の日本の○○目標って2020年ばっかりじゃないか。

経済目標やら、来日外国人観光客数とか、あれやこれや・・・

どうして何でも2020年が目標になっちゃってんの?

2030年は目標じゃないの?

2050年はどうなの?

2100年はみんな死んじゃってるからどうでもいいの?

 

2020年の先なんてどうでも良いことなの?

 

あと少し・・・あと少し・・・。

 

俺たちはその先も生き続けなければならないし、

次の世代にたくさんのことを引き継がなくちゃならない。

 

むしろ2020年なんてどうでも良いことなんだ。

オリンピックもパラリンピックも通過点であって、

その先のことをもっと真剣に考えなければならないはず。

 

言っちゃ悪いけど・・・くだらないことで立ち止まっているから、

「サマータイムの導入」なんてどうでも良いことを悩んでしまう。

悩んでないかもしれないけれど、

老いぼれ政治屋(≠政治家)がガタガタ抜かすから

一旦は真面目に考えたふりだけでもしておかなくちゃならない。

 

俺たちは浮かれてちゃいけない。

未来についてさらに真剣に考えるために、

2020年は通過点であることのだということだけは再確認しておこう。

 

just a little more.じゃない。

eternally everlasting futureに向けて一つ一つを見直していくのだ。

 

そろそろこの国、日本国全体の意識を変えるべき時期にあるのだと、

私自身は思っているのです。

 

最後に、ACジャパンさんへ。

話のタネ、話の導入のために、公共CMを取り上げて失礼いたしました。

悪気はないので、ご容赦くださいね。