雨が雪にかわる雨のなかを歩いていたら 次第に雨音がにぶい音に変わった。 雨が、みぞれになっていた。 しばらくすると音が小さくなって みぞれは雪になった。 雨がゆっくりと雪にかわっていく様は 何にも例えようがないくらい 不思議な光景だった。 逆ならば、そんなふうには 思わなかっただろうに。 音もなく降り続いた雪は 翌朝、町を白くおおっていた。