2018年春に我が艦隊に加わった BOMBTRACK ARISE-2 2018。
その初期装備の KENDA 製タイヤを外し、厳選を重ねて選んだタイヤを装着。
それが、
Panaracer GRAVEL KING 700Cx38
でありました。
今、2018シーズン終了が近づき、このタイヤで約1700kmを走ったところで、簡単に現状報告と感想などまとめておこうかな…っと思います。
■使用状況と結果:
1x11化した BOMBTRACK ARISE-2 2018 に装着し、約1700kmを走行しました。
用途は、10km~20km程度の日常的なポタリングと、100km未満程度の日帰りツーリングやサイクルイベント。雨天や濡れた路面もありました。
スピードは時速20km前後くらい。
走行路面は大半がアスファルト舗装路で、時々、砂利道。
保管は室内。
この間、突き刺し型パンクが2回。いずれも晴天の日のアスファルト舗装路走行中に、尖った砂粒のようなものが刺さったため。
■現在の状態:
まずは写真をご覧ください。
写真を見て一目瞭然。
中央部のヤスリ目はかなり擦り減っております。
そして、それぞれの写真には、何かが刺さったような傷跡があるのですけど、分かりますでしょうか。
上の写真の位置に限りません。下の写真の場所にも…。
同様の傷跡は他にもあります。
これらの傷のうち2つが、2回のパンクの原因となりました。
走行性能アップを意識して、柔らかいゴムが使われているのでしょうか。
舗装路主体で走っているのに、このダメージ。
まあ、うちの近所の道路環境が悪いだけかもしれませんけど(笑)。
側面にも傷を発見しました。
それが下の写真。
引っ掻いたような傷で、内部の繊維が見えちゃってます。
これは砂利道で付いた傷かな?
■使用してみた感想:
700Cx38 という太めタイヤで、乗り心地は満足です。
そもそもスピード出すことに興味がない私ですけど、転がりもスムースだと思います。
「GRAVEL KING」、即ち、「砂利道の王様」…という名前なのですけど、正直申しまして、砂利道で何か特別に長所があったかと言われると、…疑問です。ただの太いスリックタイヤだよね、これ?
グラベル=砂利道を謳っている割には、耐パンク性能、耐久性、ともに高くはなさそうです。
耐パンク性能という点では、私の使用環境では、割と簡単に尖った砂などが刺さりました。通勤通学や日常使用の目的でタイヤを検討されている方には、私はお勧めしません。でも、趣味のツーリング・ポタリングなら良いと思いますよ。
耐久性という点では、前掲の写真のとおり、1700kmの走行によりタイヤ中央部のヤスリ目がかなり擦り減って消えてしまいました。また、タイヤに何か刺さったような傷跡は多く見られ、さらにタイヤ側面のゴムが剥がれて繊維が剥き出しになった部分を発見しました。あまり長持ちはしないタイヤのようです。せいぜい頑張って引き延ばしても3000kmくらいで限界が来るのではないでしょうか。半年から1年でタイヤ交換する方なら問題ありませんね。
現在使用しているこのタイヤが寿命を迎えたとして、リピートするかと問われますと…、いいえ、リピートはしませんね、私は。これなら、同じ Panaracer ですと、RiBMo PT の方が私は好きだったかなぁ。
パナレーサー タイヤ リブモPT [H/E 26x2.00] F2620PS-RB-B
…とりあえず、こんな感じです。
どなたかの参考になれば幸いです。