その9からのつづきになります・・・
その9では、最後の方で、汚い箱を右から左に流すだけで数万円儲ける方法を公開しました。
なんでこんなことができるのか?
知識があるからです。そして知識を得るもっとも手っ取り早い方法は、本を読むことです。
勲章の専門書って非常に少ないんですよね。特に日本語で書かれたものは少ない。だから、ここで「本」にはネットの掲示板やオークションやHPの知識も含めて考えましょうね。ともかく、勲章というのは非常にマニアックな世界なのですから、知識が満遍なく行き渡っていないわけです。専門に売っている業者だって知らないことがたくさんあるのが現状。それが証拠に、大々的に勲章を売って制作までしている海外の専門店でも、「不明な勲章、情報求む」のようなページがウェブ上に置かれていたりします。
私は勲章コレクターになってまだ5年程度です(商売を初めて3年程度)。それでも、3年目くらいから、コレクターさんはもちろんですが、業者さんに依頼されて鑑定をしたりしていました。それほど知識が枯渇してる世界なんですから、一歩先んじた知識があれば、充分掘り出し物が見つかるわけです。
たとえば、同じように見える勲章が入っていた漆箱でも、上はお宝で、下はゴミなんですよ~値段を考えると10倍以上違う。なぜかというと、上は明治初期に用いられていたもので貴重品なんですが、下は明治後期以降に用いられたありきたりのものだから。見極めのポイントは、留め金がボタン式になっているか蝶番か、とかもっと細かく見ると木や漆の厚さとか、金具とかいろいろありますが、こういう基本的な見極めができてない人が勲章コレクターのほとんどを占めます。ともかく「留め金の形の違い」という知識さえあれば、誰でも見極められる、極めて簡単目利きなんですよね~
私は、上の箱を安く買ってきて、「これは古くて珍しいもんだよ」って知識を付けて売れば、それだけで10倍儲けられる訳です。綺麗に言えば、勲章でなく知識を売ってるんですよね。
知識を付けるには大きく2つ方法があると思います。自分で経験することと、人の経験を教えてもらうこと。そして後者の方法で一番ポピュラーなのが、本から知識を得ることなんですよね!

