彩川「捜査ペアの面々はスクリーンだろう?」
虹田「......」
絵上「もちろん」
筆木「......」
彩川「陽動の後ろからジーノを狙うのは誰だ?」
彩川は両眼をギョロリとさせた。
絵上「空挺のエースを5人、用意した」
彩川「......」
虹田「空挺? 5人?」
筆木「......」
絵上「第1、第5、第29、第82、第101...」
彩川「......」
絵上「それぞれの空挺部隊のな」
絵上の視線はまだ遠くにある。
天気は晴れだ。街はとても美しい。
絵上「5人とも、チームを離れてソロで働ける」
筆木「......」
絵上「文字通りのトップエースたちだ」
彩川「......」
全員がそれぞれ別々に遠くを見ていた。
絵上「捜査ペアの誰かがジーノに接近するごとに...」
虹田「......」
絵上「5人のうちのいずれかが陰からジーノを狙う」
彩川「......」
絵上はまだタバコを吸っている。
時折、大きく息を吐く。煙とともに。
筆木「第5空挺の灰野、最近多用してないか?」
絵上「......」
筆木「なんか理由があるだろ?」
彩川「......」
絵上「理由? 特にないよ」
虹田「......」
筆木「ウソつけ、いえよ」
筆木は笑っていた。絵上も笑い返した。
絵上「じゃあ、ひとつだけな」
筆木「......」
絵上「第5空挺が俺の古巣だからだ」