ジーノ「まずお前を治す」

ジーノはティーノを正視しながら、
気合いを入れて叫んだ。

ジーノ「うぉりゃあああああああああぁぁっ!」

ティーノはキョトンとしている。
一見、何も変わっていない。

ジーノ「次はネズミをここに引きずり出す」

ジーノは一回だけ深呼吸をして、
そして再度叫んだ。

ジーノ「うぉりゃあああああああああぁぁっ!」

ジーノとティーノの目の前に、
ママチャリに跨った梅崎が現れた。

ジーノ「おい、ナメたマネしてくれたな」
梅崎「ん? ん?」
ティーノ「な~に? この変な生き物♪」
梅崎「あれ? あれれ?」

梅崎は如実に狼狽していたが、
やがて目の前の男が誰であるか悟ると、我に返った。

梅崎「あのさ、お前ってさ、ジーノ?」
ジーノ「そうだ」
梅崎「ふ~ん」
ジーノ「だったらどうした?」
梅崎「教育総監暗殺はお前の仕業?」
ジーノ「そうだ、文句あるか?」
梅崎「ほっほ~」
ジーノ「あ? 何がそんなに嬉しいんだ?」
梅崎「このやり取りは記録させてもらう、ありがとよ」

梅崎はニヤニヤと、
例によって白い歯を見せた。

ジーノ「お前な、会話を記録しても...」
梅崎「......」
ジーノ「ここから生きて帰れる保証がどこにある?」
梅崎「......」
ティーノ「あ♪」
ジーノ「どうしたティーノ...お?」
梅崎「やっとか、おせぇぞネェちゃん」
ティーノ「あ...あ...すごく綺麗♪」
ジーノ「おおお、いい女だ」

三人の前に月本が現れた。
小麦色で端正な顔立ち、モデルのようなスタイル、
どの角度から見ても超絶美人の、月本だ。