クランクを変更した感想をまとめます。
長文失礼。


交換前
コンパクトクランク
170mm、50/34T

交換後
ノーマルクランク
175mm、52/39T


まず、感覚的なところから。

クランク長が伸びたため、明らかに足を大きく動かさ
なければならなくなりました。走りで言えば、ピッチ
走法からストライド走法みたいな感じ。

長いクランクを回すためには、体の大きさや、足の長さ
もそうですが、それよりも関節の柔らかさが必要に
なるかと思います。ちなみに、今朝起きると、右の
足首が痛いです。

クランク長の長さが170mmから175mmへ伸びたため、
比にすると3%延長です。「ロードバイクの科学」によると
トルクは、半径に比例するので、単純にトルクも3%の
アップ。

足を大きく動かすための体の負担と引き換えに、
体力はそのまま、3%のトルクを得たことになります。


ちょっとした坂道や平地で加速する際、これまでの
感覚では、スっと回転を上げてススっと車体が加速する
感じでした。

それが、ノーマルだとグっとトルクをかけ、グォーんと
車体が前に出る感じです。

要は、コンパクトの時は軽さがあり、ノーマルでは
重厚な感じになりました。同じフレームで違う自転車
みたいです。

自転車の性格が、ヒラヒラ感からどっしり感になった
感じです。

コンパクトでは、少々足が疲れていてもそれなりに走れる
だろうけど、ノーマルは、足が売り切れると途端に遅く
なる気がします。

歯数が、50Tから52Tになったため、チェーンのかかりが
強くなった影響かも知れません。



次に数値

昨日(5/6)と同じようなコースを走った3/19のデータを比較します。

$オルダッツのブログ

3/19(コンパクト)
平均ケイデンス:90 rpm
平均心拍:173 bpm

5/6(ノーマル)
平均ケイデンス:81 rpm
平均心拍:162 bpm


5/6の初めの10kmは、ショップに立ち寄って荒川CRに出るまでの
ほぼ市街地走行で、なおかつ5kmはコンパクトのままなので、
ノーマルの実走は、10km以降が参考になるかと思います。

また、5/6は横からの風が強く、3/19は前半追い風、後半向かい風
というコンディションです。

比較するとノーマルの方が、風のアシスト無しにコンパクトよりも
速度アップできてます。

また、ケイデンス、心拍ともにノーマルの方が低め。
明らかにトルク重視の走りになってます。


今回の走り方は、90bpmくらいまでケイデンスを上げ、徐々に
ギアをアップし、85bpmくらいまで我慢できるところで、巡航
しました。だいたい、リアを2,3枚上げる感じです。

これまでだと90bpmくらいで、そこからギアを上げると意識して
トルクをかける必要がありましたが、クランク長が伸びた影響か、
意識しなくてもトルクがかかるみたいで、結果速度が上がります。

秋ヶ瀬公園の直線は、周りに木があって風の影響を受けにくいので、
そこで、確かめて見ると、コンパクトの時は32km/hくらいの巡航
が普通のところ、同じような力の入れ方で34~35km/hくらいの
巡航ができました。

私の走り方が、もともとケイデンスを上げるよりもトルクをかける
タイプだからなおさら効果があったかもしれません。



マイナス点

いいことばかりではありません。マイナス点も抑えておきます。

まずは、足の負担。トルクをかけ易くなったことで、楽できると
思いきや、足を大きく動かさないといけないので、関節や筋肉に
これまで以上の負担がかかるようです。連休に走り続けているので
その疲れもあると思いますが、筋肉痛になりました。

そして、インナー。
34Tから39Tに変わった変化は大きく、ギア比で2枚分くらい
違います。アウターは50Tから52Tなので、せいぜい半枚の差
しかなく、それほど影響ないと思います。

$オルダッツのブログ
※私のスプロケは、12-25Tですが、参考値で11Tも入れました。


実際、アウターからインナーに変えた時のことを考えると
同じギア比で、50×19Tは34×13Tとほぼ同じで、52×19Tは
39×14Tと同じになります。確実に1枚以上違います。

そして、へばった時の神頼み、インナーでファイナルローの
ギア比が、0.2も違います。34Tに慣れてしまっているので、
山を上れるか不安です。



と、まだ一日しか乗ってませんが、ノーマルクランクの感想です。
思ったよりも、すっと大きな変化をもたらしました。

ノーマルクランクというよりも、175mmに伸ばした効果が
大きいと思います。

これから、ポジションも含め煮詰めていこうと思います。


格好悪いけど、サドル下げなきゃな~。