1日かけてへとへとになりながら鹿嶋にたどり
着いたのが前回まで。
復路のスタートの前に、せっかく鹿嶋市に行ったので
この市について少し書いてみます。
この市で有名なものと言えば、鹿島アントラーズでしょう。
ここで、気になるのが、市の名前は「鹿嶋」なのに、
チーム名は「鹿島」。"しま"の漢字が違います。
調べてみると、もともと鹿島という地名だったのが、1995年の
市制施行の際、佐賀県の鹿島市と混同をさけるため、
鹿嶋市としたそうです。
鹿島アントラーズは、鹿島町時代にチームができており、
その時の漢字を引き続き使用しているとのこと。
その他にも、鹿嶋市の中には、鹿島○○となる名前が
かなり残っているそうです。面白いです。
その他、剣豪として知られる、塚原卜伝の故郷です。
町中には、塚原卜伝を大河ドラマに、というポスターが
よく貼ってありました。
さぁ、復路のスタートです。
(2009/6/12の話です)
一晩寝ると、昨日の疲れもかなり取れています。
また、幸いだったのは、昨日、ばててペースが落ちてしまった
ため、足に余計な負担をかけることが無かったようで、
筋肉痛がほとんど無い状態でした。
ちなみに、最近、短距離でもかなりのペースで漕ぐと
すぐに筋肉痛になります。
それでも、今日は、行けるところまで自転車を漕ぎ、
ばてたら、電車に乗って帰ろうという弱気な気持ちでした。
出発前に、泊まった旅館のすぐ近くにある鹿島神宮にお参りです。
地元の人らしき方が、数名歩いてましたが、
どの人もよそ者の私に挨拶してくれました。
なんだか温かい雰囲気です。
神社の中には、鹿もいました。鹿島だから、鹿でしょうか?
鹿島神宮を7:00くらいに出発。
鹿島神宮は、山の上にあり、往きに使った51号線バイパス
ではなく、51号線を走ると、一気に下りでスピードが上がります。
その勢いで平地に入りましたが、昨日とはちょっと感じが
違います。なんだか、調子が良いのです。
しっかり睡眠を取り体調が回復したのもありますが、
それだけでは無いようです。
風が追い風でした。
昨日散々苦しめられた向かい風が、今日は追い風であり、
軽く漕いでもスピードに乗ります。
51号線を20kmくらい走ると、利根川に出てきました。
こちらも追い風です。なんだか、背中を押されるようです。
昨日の反省で、途中でお腹が空かないように、食料を
買い込み、飲み物も準備しているので、お店のない土手も
安心して進めます。
この土手が、延々40kmくらい続きますが、あれだけ苦しんだ
のがうそのように、35km/hくらいで巡航できます。
変化はありませんが、景色も空気もすばらしい。
昨日の自転車のつらいイメージが徐々に快感に変わって
きました。
途中、2,3回休憩をしましたが、難なく、取手市まで
帰ってきました。
時間は、まだ10時過ぎ。
補給食とは別に、コンビニで冷麺を買って、土手で
ベンチに腰かけ、ちょっと早い昼食です。
なんでもない冷麺ですが、これのおいしいことおいしいこと。
自転車も心なしか、元気になったような気がします。
6号線に入ると、利根川土手と同様に高速巡航で進みます。
我孫子⇒柏⇒流山⇒三郷と帰ってきました。
気持ちは、もう自転車と一体です。途中で神社や公園で
ちょこちょこ休憩しながら自宅を目指します。
ペースは落ちましたが、12:30くらいに自宅に到着。
昨日は、丸1日かかった道のりを、帰りは半日で戻って
くることができました。
帰りのデータ
走行距離距離 107.2km
走行時間 4時間15分
(休憩約1時間15分)
平均速度 25.1km/h
ちなみに往きのデータ
走行距離距離 129.6km
走行時間 5時間58分
(休憩約3時間半)
平均速度 22.0km/h
往きは鹿嶋市内をうろうろしたものの、22kmも
余計に走っていました。
復路ですっかり自転車は、気持ちのいいものと
印象が変わっていました。
これ以降、長距離を走ることに抵抗が無くなり、
多少きつくても、楽しいと思えるようになった気がします。
往きと帰りが逆だったら、案外、自転車嫌いになって
いたかも知れません。
良かった良かった。