昨日、フラッと入った本屋で買った
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」
一気に読みました。
アームストロング、強い人ですね。
確かに、悩んだり、落ち込んだり、周りに八つ当たり
したりしていますが、生きることに対する執着がすごい。
自転車も癌もできる限り自分の力で克服しようとする。
怖いもの知らずで、大口をたたいていた少年が、
自分が周りの人に支えられていることを知り、
成長していく。
原題の「It's Not About the Bike」のとおり、
自転車だけの話ではありませんでした。
私の身内でも癌で亡くなった人がいるので、
他人事ではありませんが、自分が同じ境遇に
立たされたら、あれだけ強い信念を持って立ち
向かえられるか、正直自信ないです。
本書は、彼がツール・ド・フランスで初めて総合優勝し、
直後に子供を授かるところで終わっているので、
ツールの7連覇や、今年の復活などはその後の
話となりますね。
通勤電車の往復3時間で読みましたが、
いつもより時間が短く感じました。
読み終わると、自分もすごい距離を漕いだ気分になる
そんな一冊です。
アームストロングが発明したというファイアーボールだけは、
ちょっと引きました・・・・