高校時代、そこそこ自転車に乗っていたものの、

大学に入って、徐々に乗らなくなったのが前回までのお話。



乗らなくなった理由は、バイクを手に入れたこともありますが、

それよりも他の乗り物に乗るのが忙しくなったからでした。


他の乗り物とは・・・・・


ボートです。


ボートと言っても、エンジンのついてるやつではありません、

手で漕ぐやつです。


夕練、朝連、土日も練習と、ほとんど他のことをする

余裕がなく自転車からは遠ざかってしまいました。



4年間、みっちりボート漕ぎ、就職も決まり、残り数ヶ月と

なった大学生活。最後に何か思い出に残ることを

したいなぁと思いました。


普通は、卒業旅行に行こう!!というところでしたが、

旅行はいつでも行けるし、貧乏学生だったこともあり、

考えました。


そうだ、自転車で実家まで帰ろう



住んでいたのは、山口県の宇部市(カッタ君が有名)というところ。

実家は、島根県の斐川町というところ。


山口と島根というと(全国的にマイナーな県なので説明)

隣の県ですが、島根が東西に長いこともあり、この2つの地域は

280kmほど離れています。


東京から浜名湖くらいの距離です。


そのころは、自転車ってどのくらい遠くまで行けるものか

全く知りませんでしたが、何日かかければたどりつくだろう

という楽観的な考えで準備にとりかかりました。



まず、はじめの準備が、自転車の調達です。

(え-、そこからー、という突っ込みは無しです)


長距離を走るのに、さすがにママチャリは厳しいと思った

私は、速く走れる自転車ということで、ロードに目を

付けました。


しかし、ロードはタイヤが細く、パンクする可能性が高い。


また、山口⇔島根をつなぐ国道9号線を走ったことのある方は、

わかると思いますが、町と町(または村と村)は、おおよそ

20~30km離れていて、その間、駅はおろか民家やお店も

無いところがほとんど。


そんなところでアクシデントに遭ったら、命取りということで、

ロードは却下。


もうひとつ、ロードは値段高く、どれも手が出なかったことも

却下の理由でした。




それでは、丈夫な自転車をということで、当時流行りだした、

マウンテンバイクに目を付けました。


かくして、マウンテンバイク探しが始まったのでした。


次回へ続く。