昨日はサンディエゴ・クレアモントのDMVで、ドライビングテスト(運転免許取得のための実技試験)を受けてきました!
ご存知の通り、これが2回目の挑戦。1回めは、バスの横を、左側の車線に入って追い越ししたとき、シグナルなし、安全確認しなかったというのでボツ。
今回は、マシューと強くんが同行。
車は、AVISで、国際免許を使って借りました。借りた車はフォードのフォーカス。うちの車に比べてかなりアクセルとブレーキが敏感! そのかわり、そんなにアクセルを踏まなくても速度を保ってくれます。
前日の夜からひとりで基地内をぐるぐる運転して、レンタカーに慣れ・・・
テストの予約は13:45予定。13時には行きたい。
私が運転して行ったんですが・・・いきなり
道に迷う
GPS使ってるのに、迷う。
GPSを見てるマシューのナビゲートがめちゃくちゃ。
マシュー「あー過ぎちゃったじゃんかー」
マシュー「あっ、あぶないよ!なにしてるんだよ!」
私「あいむそーりーあいむそーりーあいむそーりーーーー!!!!怒怒怒」
マシュー「しずかにしなよ」
私「うるさい!だまれ!」
もーやだー運転したくないーーー
とりあえず飯食お、とバーガーキングへ
緊張で、ハンバーガー半分しか食べられず
クレアモントのDMVは意外と近くにあり、なんとか13時前にドライビングテストのアポイントメント窓口に並べました・・
が
すでに長蛇の列。
結局45分も待ち、ようやく受けつけてもらえました。仏頂面の女性でなく、親切なアジア系アメリカ人の男性です。阪神タイガースのストラップしてる・・日系のひとかな?
再テスト料6ドルを払い、一回目のときのように、DMVの横にあるドライビングテスト用レーンに、車で並びます。
手順を知らないマシュー氏、ひとりはしゃぐ。「どこいくの?どこいくの?」
前の車の女性も子供連れで、こどもとおじいちゃんが車から降りていたので、「じゃ、ぼくたちも降りるね」とマシューは強くんをベビーカーに乗せて車の外へ
おとといからサンディエゴは嵐。気温が上がらない中、試験官が来るまで、彼らはずっと私の車の横で待っていました。
「1回目の試験官じゃないといいな( ̄ー ̄; 厳しいおばさまなんだ」
「大丈夫だよ、さっきその人、別の人の試験にいったもん・・・ あ、戻ってきた」
今回いた試験官は5人
3Lサイズの若い女性2人
ポニーテールのおばさま1人←一回目の試験官
親切な若いアジア男性1人
白髪のおじさま1人
さっき受け付けてくれたアジア男性はマシューともかるく話し、マシュー「彼はやさしそうだ、試験官、彼だといいね!!」
「だといいんだけどね」
「受けた人が車から降りて、スコアシートもってオフィスに戻れば受かってるし、私みたいに落ちたら、そのまま帰るしかないんだ。24時間後にしか、再試験の予約が入れられないから」
「うわー」
私は、もしまた落ちても仕方ないな、練習すればいいしな、というくらいで、前回のような気負いはぜんぜんありませんでした。ただ、前日の夜は、カリフォルニアDMVのYouTube
を何度も見ました。ここには、実技試験で落とされる理由について、一つずつ説明しているビデオがあって、とても参考になりました。
そして、3Lサイズの女性たちが前の車のテストを始め・・・ その後、私の車にやってきた試験官は
親切なアジア男性!
マシュー内心「よっしゃーーーあーー」とガッツポーズしてたようです
「さっき僕が受付したの、おぼえてますか?」
もちろん覚えてますとも!!
まず、テストスコアシートにサインをして、車のライト、シグナルの確認、部位のテスト、手信号をして、車に試験官が乗りました。ゆっくり指示してくださいとお願いしたあと、路上へ。
DMVを出て、まず右へ行くように指示されました。前回とは違うコースです。車線変更は3回!
走るコースが長い。長い。走る間、何度も周りを確認しました。
縦列駐車の指示があって、車を角にとめると、試験官が「近い近い」(カリフォルニアでは、路肩に車輪がぶつかっただけで「技術不足」として落ちます)
近いまま、車3台分を慎重に、慎重に、路肩にぶつけないようにまっすぐバック。後ろから車がきて、そのたびに止まらなきゃいけないですが、車がどんどんきてなかなか進まず・・・なんとかバックできました。
コーナーのターンは私が苦手な部分。前回はターンでのトラフィックチェックがチェックされてました。ここは、マシューが車をとめているときに教えてくれました。
マシューが車の横の後ろ側にたち、「サイドミラーで僕が見える?」ときき、見えるよーというと、「そのままミラーを見ていて、僕が見えなくなったら教えて」と彼は前に歩いていきます
「見えないよ!」「ほら、ここの位置まで僕はきてる、これがブラインドスポットなの。コーナーを曲がるときや車線変更するときは、ここが見えるまで、首をまわさないとね」
なっとく!
アメリカ製の車(日本車でも!)のサイドミラーは、日本で作られた車のミラーと違って真っ平らのため、ブラインドスポットは広く、運転(助手)席の横、後部座席の横両方の窓から、外をしっかりみないといけないんだとか。日本のミラーはカーブしてるんだそうです。
DMVの駐車場を通ってもとの場所に戻ります。駐車場ではできるかぎりゆっくり走り、周りを確認して、人が横切ろうとしたらすぐ止まりました。
そして、ようやく元の場所へ・・
待っていたマシューはものすごく不安そうな顔をしています。不安で顔がまっしろけっけ
車をとめ、エンジンを切り・・・
「スコアシートを書くので、ちょっとまっていてくださいね」
私はシートをのぞきたくなる気持ちを抑えて、おとなしく待ち
試験官「前回の失敗から、たくさんのことを学んだようですね。とても安全な運転でした。これからもこの運転を続けてくださいね。(日本語で)おめでとう!」
スコアシートを渡されて、見てみると
減点 1点
コメント Excellent safe driving!!
これは、ぎりぎりで一発合格するよりもうれしかった。
試験官がマシューの横を通り過ぎるとき、彼に「失敗から人は学ぶものですね」と言ってにこりとしたらしく、マシューは「これで蘭ちゃん落ちてたら・・・」と不安で私のところに駆け寄ってきました。
私は車からすぐ降りずに、「スコアシートみてよ」と彼に渡すと、
「きゃあああすごい!! 受かったんだね! うれしい!」とハイパーになって、その場でギューっとハグ
やめてよ、これからテスト受ける人にプレッシャーあたえるじゃないか
(私は、これからテスト受ける人が不安で待っている気持ちを知ってて、受かってる人の喜ぶ姿が「いいなー」とうらやましかったから)
マシューはその場で自分の上司、マシューママに電話して合格を報告。私よりうれしそうです。
「試験長かったね! 後の人たちが先に帰ってきてたよ」
「あのおばさん試験官、相当きびしいみたいね。蘭ちゃんを待っている間、4人テストして、しばらく車の中で説明して、おばさんだけ出てきて、受けた人はだれもオフィスに入っていかなかったよ。こわいねえ」
いま思えば、この厳しいおばさん試験官にあたって、間違いをがっつり指摘されたからこそ、今回はきっちり安全確認しながら運転できたんだと思います。前回のような運転してたら、いくら親切なアジア男性試験官でも落ちてたんじゃないかな。
カリフォルニアの運転免許証は、合格した当日は紙切れ一枚のテンポラリーのものを渡され、本免許証は後で郵送しますといわれます。マシューがウィスコンシンで免許をとったときは、運転試験に合格後、写真撮影(当然ビッグスマイル)、当日に本免許証がもらえたので、「この紙切れ一枚だけなの?」とぽかーんとしてました。
カリフォルニアの免許証の写真は、筆記テスト受ける前に撮ります。ぜんぶ受かったあとのほうが良い写真とれるのにな( ̄ー ̄;
5月からはマシューがたびたび出張にでかけるため、運転免許の取得はいちばん気がかりなことでした。取れて本当によかったです。
カリフォルニアを自由に運転するにはまだまだ練習が必要ですが、これで強くんと2人、ビーチへ遊びにいけます♪
一安心。のひとことにつきます