何が他と違う!? | サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

【鴨川シーワールド】のカマイルカの子供。






カマイルカの子供自体、飼育下では非常に珍しく生育も難しいのですが、

鴨川は今までも生育に無事に成功させています。




これは性成熟したオスがちゃんといる事はもちろんですが、

繁殖用のプールがちゃんとある事、しかもプールの床が可動式という

設備面での充実が非常に大きいはず。


それに経験豊富な素晴らしい獣医と飼育係達、野生個体の保護活動にも

力を入れている事で得たデータの蓄積、海外も含めた他園館との交流など、

長年の施設側の姿勢がこんなところに現れています。


可動式の床を備えた繁殖・治療用のプールを備えている事自体が、

この施設の姿勢を表していますよね!



この施設の素晴らしいところは、飼育係の基本である「ワッチ」(観察)が

徹底されている事。



ワッチは基本中の基本ではあるけれど、ショーやイベントが多くあると人員的に大変なので

なかなか出来ないというのが現状です。

これは私の経験からもそうなのですが、通常作業がただでさえ多いのに、通常以外の業務も

もちろん加わるし(設備の修繕や動物の移動、治療など)、合間を見てトレーニングをしたりと

本当に仕事量は多いのです。


しかし、鴨川の場合はシャチもそうですが常にワッチをしている飼育係を見かけます。

これは、作業ありきではなくて、

おそらくワッチをする事を前提として人員を確保しているんだと思います。

もちろん働く側はそれでも忙しい事に変わりはないんでしょうけど。






子供は母親の側を常に泳いでいて、授乳シーンも確認出来ました。








好奇心旺盛な子供なので、お腹が一杯になると私と遊んでくれました。



母親もその様子が気になるのか、時々覗きこんでは一緒に遊んでくれます。






この子も無事に育ってくれたらいいですね!