生態観察室 | サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

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飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

【イヨボヤ会館】の地下部分にあるのが

「生態観察室」と

「鮭観察自然館」





まずは、「生態観察室」



こちらにはミニふ化場とは違い、大きな水槽が並んでいます。





私が訪問した時には、ニシキゴイやチョウザメ、イトウなどの

大きな淡水魚が展示されていました。



ここのメインは、鮭公園とイヨボヤ会館の間に作られた

人工河川を観察する水槽。




人工河川には、1~9月は鮭の稚魚、10~12月は大人の

鮭が放されています。

人工的に作られた川とはいえ、ここでは産卵床を掘る姿や

産卵のシーンを観察する事が出来るのです。





私が訪問した時にいたのは、たくさんの稚魚。

隣接する三面川に稚魚を放流して親として帰ってくる

回帰率は、1000匹中3匹程度なんだとか。





ここには、こんな変わった装置が設置されていました。





これは、ガラス内の除湿器なんだそうです。




恐らく、ここは凍結を防ぐ為にガラスが2重構造になっていて、

その2枚のガラスの間が曇ってしまうのを防ぐ為の装置。




ガラスとの接続部。

こんな接続部が数か所あり、装置を移動させて設置しているようです。





そして、隣の鮭観察自然館に向かう長い通路には仕掛けが一杯!





歩いて行くとセンサーに反応して、ブラックライトで絵が

浮かび上がって行くようになっています。



一つ一つの絵を順番に見ていくと、長い通路を利用して鮭の一生を描いています。





続いてあるのが、両サイドに描かれた巨大な絵。






この絵はクリスタグラフという特殊なレンズを使用した物で、

人の視点に合わせて絵が動くというアニメーション効果を持った物。

歩きながら絵を見ていると、鮭が溯上する姿を見る事が出来ます。



歩きながら見ると、この鮭が泳ぎ回ります。



この仕掛けは、なんと日本で初めて設置したのがこの施設で

日本サインデザイン協会のSDA賞入賞を受賞しています。


ちなみに、すみだ水族館の生物解説板は、この賞で最優秀賞を受賞しています。