メキシコからの使者 | サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

【美ら海水族館】で飼育されているアメリカマナティは、メキシコ政府から

寄付されたもの。






今までに1978年と1997年の2回、(たぶん)計4頭が来館しています。


1978年1月にやって来た雄の「ユカタン」と雌の「メヒコ」の間には、

1987年、1988年、1990年となんと3回も繁殖に成功しています。



最初の出産時は世界で初めての双生児だったのですが、残念ながら

1か月後に死亡しています。



1990年4月25日に産まれた子は、国内初の海牛類の繁殖成功例で、

日本初のアメリカマナティーの人工哺育で繁殖賞を受賞しています。



この子には「ユメコ」という名が付けられ元気に成長をしていましたが、

1998年9月18日に肝機能不全で死亡しています。




続いて1997年5月16日から18日にかけては、メキシコ環境庁主導の元で

計4頭を野生から捕獲し、その内2頭が5月25日に来館しています。










移動はバンクーバー、成田空港を経由して来館しました。

メキシコ国内の輸送には、メキシコ空軍のC130輸送機が使用されるという

かなり大規模な作戦だったんだとか!



日本への輸送は、パンダなども輸送しているJAL!



この時に来館したのが雄の「琉」と雌の「マヤ」の2頭です。




のんびりしているから、背中に苔が生えてちゃっていますwww



ユカタンとマヤの間には、2001年10月13日に子供が誕生していて、

「ユマ」という名前がつけられています。





現在いるのは、ユカタン、琉、マヤ、ユマの計4頭。





餌はキャベツ、レタス、白菜、パセリ、ほうれんそう、セロリ、リンゴ、

サツマイモ、ニンジンなどの野菜。



ちゃんと前脚でつかんで食べています。


体重の5~6%の餌を一日に食べるんだとか。