一番の動物 | サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

私のブログでダントツで人気があるのは、シャチのお話と写真。

それだけ人気があるけれど、細かい情報が外部にあまり漏れない

VIP動物だからなんだけど。




昨年はその話題もご無沙汰してたわけなのですが・・・

新年になったのでそのシャチの写真でも。







私の事を個人的に知っている方は知っているかと思いますが・・・

これでも私はシャチのトレーナーを最大の目標として飼育係をしていた人。


もちろん?シャチを飼育していた施設で働いていたし、私の指導担当は

シャチのトレーナーを長年務めていた凄い方でした。

だから、シャチに対する想いというのはヒト一倍あるつもりだし、

野生や海外の飼育個体についても色々なお話を聞いてきました。



だからどーしても、

シャチを見る=飼育係を見る

に繋がってしまうのだけれどwww





昔と違ってシャチも取り巻く環境は年々厳しくなっていて、

ショーの内容も事故の防止や飼育に対するイメージの観点から

ダイナミックな物から美しく魅せる物へと変貌を遂げていっています。



元々体がとても綺麗な動物だから美しく魅せる事にも向いているのだけれど、

あの巨体の凄さを見せるのにはダイナミックに見せてもらいたいところ。

お客さんは、絶対にそれを期待しているしね!




自分が働いていた職場だからというわけではないけれど・・・

シャチのダイナミックさと美しさを見せたら日本一だったと

今でも思っているし、ショーも見て泣いたのもその施設が最初であり、

最後でもありました。



そーんな私の色々な思いが一杯積っているのがシャチなのです。

どーでもいい話を長々とすみませんwww



さて話を戻してトレーナー。




鴨川シーワールドでもぜひ注目してもらいたいのは、このトレーナー達。


シャチ担当者が相当大変な仕事だという事は痛い程に知っているのですが、

ここのショーではトレーナーが魅せるということをよく行っています。





それは水中演技での表情や技はもちろんですが、何気ない給餌の場面に注目なのです。






どこまでが演出として組み込まれているかはわからないけれど、

その姿は本当にお友達。


相手が鯨類とは思えないぐらいによく撫でて褒めてあげているし、

シャチもそれがどこか嬉しそう!

そんな姿を見て、シャチトレーナーを目指す人も多いんだろうなぁ・・・。








もちろん、そのような姿を見せる事で

飼育に対する悪いイメージを減らす意図もあるんだけれど。


ちなみにここのトレーナーさん達は事故防止の為にも

本当に厳しいトレーニングをしていて、業界の裏側を知っている

私が見てもどん引きするぐらいの時があります。

(もちろん、お客さんには普段はそんな姿は見せないけれど。

シャチに負担をかけるという意味ではなくて、トレーナーとしての

トレーニングね)


私だったら泣いちゃうねwww





本当に厳しいトレーニングを積んでいるからこそその内容な

素晴らしい物になっているし、シャチ達との信頼関係にも繋がっているはず。



ショーが終わった後でも、こんな楽しそうな姿が見れたりも。







あともう一つ。


鴨川でよく見かけるのがこの姿。



新人さんがショーの合間に、シャチをずっと観察しています。

私が働いていた施設では新人がトレーナーになるなんて事は

なかったけれど・・・。


専門用語で「ワッチ」というのだけれど、動物を観察するのは飼育係の基本!


基本なんて言っても、人員の問題や作業時間の関係からワッチをする時間は

本当に限られているのが実情でもあります。


それをちゃんと行えている施設というのは、それに伴い飼育技術も高いし、

「飼育する」「研究する」という志が比較的に高い証でもあります。



ここが常時ワッチをしているのは、新人はショーにはまだ出る事ができないので

音響だったり観察といった裏方に専念しているからではあるのですが、

お客さんも含めてもし何かあったらすぐに対応出来るし、シャチの事を知る、

シャチに自分を知ってもらうという意味でも地味ながら大切な仕事なんだろうね。




ずっとワッチしている人を配置しているってのは通常では珍しい事でもあるし、

凄い事でもあるのです。