『僕たちは世界を変えることができない。』
を見て来ました

この映画、出演者の方達がTVで映画を紹介しているのを見る限りではなんか難しそうな、真面目な内容な感じがしたんですが…
予告編を見たら何か見てみたくて。
平日の朝一の上演にも関わらず映画館には人が一杯いて、私以外は全員女性

(これ本当
)真面目そうな内容なのに、向井理さん効果すごぃ

ここからは映画の簡単なストーリー紹介と感想

内容については、出演者の方達がある程度語っているし、実話を元にした作品で書籍化しているし、ストーリーを知っていても全く問題ない作品です。
もちろん、細かい重要な点などは紹介しませんが、ネタばれをして欲しくない方は読まないで下さいね。
まずこの作品の原作ですが、2008年に自費出版をされた実話です。
大学生である甲太(向井理さん)は、コンパをしたり、バイトしたり、勉強したり…
ごく普通の毎日を送っていますが、何か物足りない。
そんな時にたまたま立ち寄った郵便局で見かけた
「あなたの150万円の寄附で、カンボジアに屋根付きの学校が建てられます」
のポスター。
このポスターに心躍らされた甲太は、募金プロジェクトを立ち上げカンボジアに学校を建てようとします。
何も知識のなかった甲太達はカンボジアを訪れますが、待ち受けていたのは、地雷、弾圧、HIV、貧困など様々な問題でした。
他にも恋愛や勉強、仲間達などの様々な問題にぶち当たり、もがき苦しみながらも、カンボジアに学校を建てようと苦悩する学生達のお話です。
監督は、『バトルロワイヤル』の深作健太さん。
監督曰く、
「今までで一番、心から撮りたい映画だった。」
実はこの映画は、カンボジアのシーンは半分はドキュメント。
出演者のみなさんはカンボジアに関する知識もほとんどない甲太達と同じ状態でカンボジアを訪れ、色々な事を経験し学びます。
ガイドをしてくれた方も原作と全く同じ方で、台本もあってないような物。
だから、リアルな映像とリアクションが作品中には一杯で、見ている側も本当に心を討たれてしまいます。
その証拠に、最初の方では映画館内に笑いが起きるシーンがあったのに、後半は皆無。
自然と涙さえ出てしまいます。
確かに難しい内容もあるのですが、誰が見てもわかる内容だし、ストーリー自体に余計な間延びするような内容がないので引き込まれて見てしまいます。
とにかく凄い良い映画

メッセージ性が強くて、見終わった後には何かを考えさせられてしまいます。
それは、この映画の撮影地であるカンボジアについてとか、難しい事についてではなくて、自分について。
監督のコメントに、こんな言葉があります。
「カンボジアはご飯も、人の笑顔も、本当の意味で『美味しい国』でした。
他人の瞳をまっすぐに見つめ、まっすぐに笑える事。
僕たちはあんな笑顔で笑えているだろうか?」
甲太達は
「夢と現実は違う」
という事に戸惑いながらも、難しい事なんてよくわからないけど思った事をそのまま行動にしようとしています。
実際、作品中の学生達は、カンボジアの事なんてよくわからないし、就職活動に有利に働くようにとか、面白そうだからとか、そんな簡単な理由から始まり、衝突をしながら自分なりの考えを導きだして行きます。
それが最終的には、自分の成長に繋がっていたり。
主役の甲太も、最後までリーダーと呼ぶには頼りないどこにでもいそうな青年ですが、そんな所が自分とどこか重ね合わせる部分があったり…
(もうね、大学生の生活とか考え方とか、実話が元だから非常にリアル
)世界は変える事は出来なくても、自分は変わる事が出来ます。
一歩を踏み出す為には、難しい事なんて考えていてはダメで、一握りの勇気と行動力が大切なんじゃないかな
と思いました。自分は、その一歩を踏み出して行けてるのかな??
あと、主題歌のRAM WIREの
『歩み』
は、歌詞がこの映画にピッタリで、スタッフスクロールが終わるまで立ち上がる人は誰もいませんでした。
この歌のオリジナルPVもストーリー仕立てで非常に素晴らしいので、よかったらぜひ見て下さい(You Tubeなどで見れます)
最後に、劇中で心討たれたセリフを

「誰かの為にする喜びが、自分の為にする喜びよりも上回る事があるんと思うんです
」「僕一人の力は小さいけれど、笑ってくれる人がいるから続ける。」
この映画には、サブタイトルがあります。
『僕たちは世界を変える事ができない。
~But,we wanna build a school in Cambodia.~』
~それでも、僕たちはカンボジアに学校を建てたい。~