カワウソ水槽 | サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

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飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

【のとじま水族館】の『海の生態自然館』に入って一番最初にあるのがカワウソ水槽ニコニコ


カワウソの活発動きを見せる為に!?水槽の上部にも通路が出来ています。
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このようなお客様通路を横切る形で、上部にも水槽があるのは【おたる水族館】の展示法と同じキラキラ



ただ、ここの違う点は、中央に円柱水槽がある点。


円柱水槽の下には石が敷いてあって、カワウソが潜る姿を見せる工夫(らしい)です。
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ただ、私的にはこの水槽はうーん…。



【上野動物園】が最初にカワウソ水槽にチューブ型の通路を作って泳ぐ姿を立体的に見せる事に成功し、今では様々な動物園でも導入されていますが…
これは基本的に、給餌解説の時などにチューブ型の先で餌を与えたりする事で泳がせている物。



ここの円柱水槽は、ただ単に下に石があるだけなので、カワウソが頻繁に潜るとは考えられないし、意図的に泳がす事も出来ませんガーン



しかも、水槽上部のエリアとメインと展示場は繋がってはいるものの途中で仕切ってあって、自由に行き来が出来なくなっていました。
(つまり、メインの展示場と上部エリアにいるカワウソは別物)
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その為に、この上部エリアは活発に動きまわらせる為の物ではなく、カワウソを下から見るというだけの水槽になっちゃっています。


違った角度から見えるという面白さはあるのかもしれないけれど、カワウソをわざわざ下から見る必要性はないような気もするガーン
というか、それだけなら、逆に見にくいだけあせる


ペンギンだったりイルカは自分が水中にいる感覚になれるし、ペンギンは空ではなく水中を飛ぶように泳ぐ鳥だから下から見るのが面白いわけで…。


樹木の上で生活するわけでないコツメカワウソが、上の通路に設置してある木で寝ている姿を下から見る…これは違うでしょ!?シラー


確かに上部エリアにも水はあるから泳いでくれれば泳ぐ姿を下から見る事も出来るんですが、泳ぐ姿を見せる為なら木はジャマだし、メイン展示場と繋がっていない事でカワウソ的にもその木しか休む場所がないから不便な気がする。

しかも、メイン水槽にある陸上部分よりも高い位置に水が大量にあるのも本来はおかしいガーン


とにかく構造的に中途半端なので、カワウソも思うように動いてくれない気がします。


私の単純な感想なので失礼な言い方をあえてすると、他の施設をマネるだけではなくもう少しパワーアップしようと頑張りすぎた失敗作!?
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真ん中の円柱水槽なんて、
「これ絶対に頻繁には潜らないでしょガーン
と見てすぐに思いましたあせる