山の草朴花 177 ヨツバシオガマ

 

 ヨツバシオガマ(四葉塩釜、学名:Pedicularis japonica)はシオガマキク属に属する多年草の高山植物。  エゾヨツバシオガマ P. chamissonis の変種とされていたが、詳細な比較から別種であることが分かり分離された。

 

 北海道から中部地方以北の高山帯に生育している。  シオガマギクの仲間では最もよく見られる種である。  同属のミヤマシオガマなどが岩場などに生えるのに対し、ヨツバシオガマは湿地帯に生える。高さは20~50cm。  名前の由来のとおり、シダのような葉が茎の節ごとに4つずつ輪生する。  花期は6-8月で、薄紫色の太くて短い花弁が数段に重なり輪生する。  ヨツバシオガマの大型種をハッコウダシオガマ(またはキタヨツバシオガマ)と呼ぶこともあるが、厳密に区別することはできない。

 

 

aヨツバシオガマ 兎岳

DSCN8618 2,818 m 2010.07.18

 

aヨツバシオガマ 荒川岳

DSCN8788 3,141m 2010.07.20

 

aヨツバシオガマ 鳥海山

DSCN4006 2,236m 2009.08.07

 

aヨツバシオガマ 仙丈岳

DSCN0078 3,003m 2008.08.21

 

 こうして写真並べてみると南アが圧倒的に多いですね。  あとは写真が貧弱なんで載せてませんが、北の国・登別のオロフレ山の写真がありました。  東北地域でも写真の記録がないですね。  無いじゃ無くて探しきれない。😢  写真記録だと内地では3,000mくらいの高地が好きなようですね。  北の国には高山がないですが、オロフレ山の例でも気候的には内地の3千m級なんで咲いているんでしょう。  混雑でおらが避けた北アルプスはどうなんだろう、アッコにも居ると思います。

 

次々とお花を天に押し上げて行く姿は力強いですね