馬邇という人は、雲が外出するときに、トントン、と扉を叩くらしいが、

わざと蕾の施錠をして閉じ込める、という嫌がらせを行って楽しむらしい。


ちょっとした雲フェチである。


それにしても、人間の顔って、どうしてこんなに多様なのだろうか。


肌色のキャンバスに、目が2個と、鼻と口が描いてあるだけなのに。

こーんなに人の数がありながら、どうして見分けがつかなくならないのだろうか。

目鼻口の数が決まっていなければ納得できるのだが。




※肌色の色は、人種によって異なります。

「慣れる→飽きる→忘れる」

娯楽の消費者の悲しき法則である。

同時に、人間の摂理でもある。


飽きられないためには、定期的に、目新しさを提供しつづけなければならない。

これは、人間の貪欲さに対する、エンドレスな挑戦なのだ。


しかし、「飽きる」の進攻を延滞させる人間感情も存在する。

「愛」や「信望」、つまりは「ら~ヴ!」と「りすぺKT!」である。



・・・どちらも、口に出すと、赤面するという二次効果を併せ持つ。

唇に、ぴとーーーっ とひっつくのが、おにぎりの海苔である。

これが非常に手強い。時には歯茎にもひっつく。    歯茎。


ひょっとしたら奴らは、鼻の穴にもひっつくのではなかろうか。


・・・そうか!わかったぞ。そうやって人間の、口や鼻の機能を停止させ、

窒息させるつもりだな。

この手口で、地球の人口調整を企んでいるのだな。


なんて巧妙なんだ・・・  そして口が多い・・・

甘噛みは、犯罪です。


さて、「ギュッと絞って~」と頼まれたとしたら、何を連想しますか。


レモン? 雑巾? 首?

え? みかんなら きのう たべましたよ?



・・・さて、 静寂な自宅部屋で、じっとたたずんでいると、突然

「カサッ」という、かすかな音がするときが、あなたにはあるだろうか。



かなりの確率でそれは、買い物をしたあとの ビニール袋である。


「カサッ」  それはまさに、ビニール袋ちゃんの、「渾身のESCAPE TRIAL」なのだ。


考えてみると、ビニール袋ちゃんは、脈絡のない品々を腹いっぱいに、

一方的に詰め込まれ、時には皮膚が破れ、また時には

極めてグロテスクな葬られ方をする。


・・・そんな処遇に、もう、耐えられないのである。



無駄な抵抗であること。逃げられる筈がないこと。

・・・そんなことは、ビニール袋ちゃんは百も承知なのである。