月命日 | Untitled

月命日

貴女が逝って一か月

 

もう貴女と言う被写体がいなくなって

 

貴女の写真は二度と撮れないと思うと

 

ボケた写真ですら消せなくなってしまうね

 

この視線の先に 貴女は何を見ていたのだろう

 

 

貴女のいない生活に慣れなくて

 

仕事から帰ると貴女の心配をして つい二階を見上げる癖は同じ

 

出勤前に にゃーーーーって上から覗きながら鳴かれると心配になって

 

思わず靴を脱いで二階へ行って

 

部屋で良い子にしているんだよって話すとベッドに戻った

 

ちゃんと理解していてくれた・・・

 

本当に寂しいです