あのね そして バイバイ その弐 | Untitled

あのね そして バイバイ その弐

私たちはそれぞれのケージに入れられて

空港へ二時間かかって行って

空港ではマミーがとっても心配してギリギリまで一緒にいるって言ったのだけれど

ANAの係の人が乗せるまでここの窓口でお預かりしますので大丈夫ですって言ってくれて

預けたんだって

それまで飛行機の客室にどちらからを連れて行くことも考えたらしいけれど

どちらかを選べない 一緒の方が安心かもって仕方なく諦めたって言っていた

そして飛行機って言うのに乗せられた

私は音が凄くて耳が痛くてびっくりしてガタガタ震えていたのに

にゃおんは平気なお顔していた

訊いたらね・・・「大丈夫よ 私はマミーとパパを信用しているから」って言ってぷいって背中を向けた

そっか そうだよね でもでもでも やっぱり怖い 耳がね、きーーーーーんってなるの

飛行機に乗っている間に何度もマミーはお姉さんに私たちの様子を訊いたんだって

14時間のフライトの後に「生き物「」だからって一番に私たちは荷物から出してもらって

心配そうに待っているマミーを見て私は空港全部に響くくらいの声で

「にゃーーーーーーーーーーっ」って鳴いた

マミーが飛んできて「生きてた~~~~」「ごめんね 頑張ってえらいね」って褒めてくれた

私は怖くてお口の周りがよだれで、でろでろだったって

にゃおんはね・・・鳴かなかった・・・・凄いなぁ

マミーが入国手続きをしてその後に私たちは動物検疫所に行って検査を受けて

その後、係留している間に

私たちをお世話をしてくれる施設の人が

迎えに来てくれてそのまままたマミーとはお別れ

マミーと一緒に帰れると思っていたから にゃーはショックだった

にゃおんと私と一緒のお部屋にしますか?と訊かれたらしいけれど

お部屋が狭いからって個々のお部屋にしてもらったのだって・・・・

そこに二週間いるんだって 良い子でいてね 出来るだけ会いに来るからね

そう言ってマミーとはしばしのお別れ

 

 

 

 

係留中、怖くて何も食べられなくて動けなくて

優しいお姉さんがお世話をしてくれたんだけれど反応も

出来なかった

 

 

にゃおんは余裕・・・

「だってマミーとパパを信じているもの」ってまた言われた

そっか…捨てられるわけないよね と後で思ったけれど・・・・そんなむずかしいこと私は解らないもん

 

つづく・・・