一人暮らし中の怖かった思い出

 

 

 

 

 

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これも独身の頃。名古屋市内の中心部に住んでいたことがありました。当時は毎日忙しくて、部屋には文字通り寝に帰るだけ。なので何のこだわりも持たず職場から借りてもらった部屋にそのまま入っていました。

 

ある日、夕方に出かけようとしたらピンポンが鳴り、出てみると作業服を着た男性が立っていました。「水道検査で順番に回っています」とのこと。「そんな話、聞いてませんけど」と言ったら、その男性は意外そうな顔をして「え?聞いてないんですか?これが終わってないのお宅だけなんですよ。他の部屋は全て検査終了しています。」と、私を責めるように言うのです。

 

私はその時は疑う気持ちは全くなくて、実際不在がちだったため、通知もちゃんと確認してなかったのかと申し訳なく思いました。でもその時は仕事絡みの食事で出かける間際でした。「いまから出ないといけないから、日を改めてくれませんか。明日ならこの時間にいます」と伝えました。

 

翌日、その業者さんに伝えた時刻までに部屋に戻り、待っていたのですが・・来ない。あれ?おかしいな、と思って翌日ようやく管理会社に確認して聞いてみたら、「そんな事実は全くありません」との返答でした。担当者がいうには何かの計測器みたいなので検査しているふりをして、水道管がやられていると脅して有償で浄水器を売りつける手口ですよ、そういうのは無視してくださいねと。前日は本当に用事があったためにそれを断ったけど、たまたまそれで助かった、ということでした。

 

クローバークローバークローバークローバークローバー

 

二つ目。これも同じ部屋の時。ある時、玄関ドアの横にマジックで何かマークが書きつけてあることに気づきました。その時はたいして気に留めていなかったのですが、暫くすると別のマークが書き足されていました。それを見たときに二つ目のマークは最近誰かが書いたということだよね、と思い、ちょっと気にし始めました。

 

ちょうどその頃だったのですが、外国人窃盗団による被害が頻発しているという話を耳にしました。彼らは突然盗みに入るわけではなく、事前にどんな住人がいて、いつ家を留守にしているか調べてから盗みに入る、というと。で、仲間同士でその情報共有のために玄関にマークをつけていくのだと。たまたまそういう注意喚起の内容をテレビの情報番組で知りました。

 

私の部屋につけられていたマークはどうも「女性一人暮らし」かつ「平日は殆ど留守」みたいな意味だったとわかりました。あの頃の部屋は盗られて困るというものもなかったけれど、鉢合わせしたら怖いよなあ、と思い、それからまもなく引っ越しました。次に住んだのは分譲賃貸の二重セキュリティマンションでした。さすがに次の部屋ではそういうことはありませんでした。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

海外にいた頃の男性の友達の話ですが、家に帰ったらちょうど盗みに入っていた泥棒と鉢合わせしてしまった人がいました。結構体格の良い人だったことも幸いしたのだろうけれど、危害を加えられることなく相手は逃げていったとのことでした。一瞬、「なんで知らない人が家の中にいるのか?」と思ったって。こういう場に突然出くわすと、即座に「泥棒!」って思えないのが当時の日本人だったのか。まあまあの高級住宅街に住んでいた人でした。治安のあまりよくない下町に住んでいた私のほうは幸い、というか運よくその経験はありませんでした。下町は意外と両隣三軒・・ではないですが、普段から交流があって不審者に対する監視もあったように思います。

 

写真は関係ないですが3年前の9月に訪れた新潟市。思っていたより大きな街でした。