7月13日。暑い日が続くけれど、たまにはどこかへ出かけてみよう、とGoogleで「大津市」×「観光」で検索してみました。まだ行ったことのない「楊梅の滝」。雄滝、薬研滝、雌滝の3つの滝からなり、その落差は76mにもなる滋賀県一の滝なんだそう。場所は大津市の北、比良のあたりです。その姿は湖西線、琵琶湖からも見えるのだとか。若狭在住時代に何度も乗っていた湖西線なのに全く知らなかったです。いつも山の景色ではなく、琵琶湖ばかり見ていたからですね。

 

 

自宅から車で30分ほど。161号線を降りて、山道に入ります。入口近くに駐車場がありました。6~7台停められる広さで、既に数台の車とバイクが停まっていました。道の両脇には木々が茂り、そしてこの先、結構な坂道というか軽い登山になりそうなルートです。こういうのに慣れてない私は日傘なんか持っていったけれど、そういう場所ではないと気づき、日傘は車に残してGo!笑い泣き

 

 

この風流な滝の名前を付けたのは時の室町将軍、足利義輝でした。数年前の大河ドラマで向井理さんが演じていた人物ですね。義輝は近江に逃げていた時、鯖街道沿いにある近江北部の朽木という地で幕府の政務を行いました。いまはお寺があります。そこにあるお庭が往時のものとして残っています。

 

 

滝に至る道は狭いけれど整備されています。ところどころ黄色いテープが張ってある場所がありました。(数年前に崩落していたらしいです)進行方向の左側は滝から続く渓流です。この岩の多さ。頭上はぎっしりと葉っぱで覆われ、水の流れからくる涼しさで坂が苦になりませんでした。

 

 

 

この滴るような緑はまさに夏。

 

進行方向右側。斜面を埋めるように石垣のようなものが。ここ、昔は要塞みたいな感じだったのでしょうか。何があったのでしょう。

 

 

 

清流が本当に気持ちいい。空気に濁りがない感じです。

 

反対側の岩が巨大すぎてびびる。

 

この岩の後ろも壁のような岩のようです。

 

渓流側にある一枚岩も一部屋分くらいありそうな大きさ。

 

 

到着しました。これは雌滝。

 

ちょっと離れたところに立っても空気が全然違う。近づいてみると微細な水しぶきが飛んでくるのかめっちゃ気持ちいいです。地元らしき中学生くらいの男の子が5~6人、ここで遊んでいました。他にも若いカップルや、親子連れの人たち・・休日なのでそれなりの賑わいでした。

 

 

 

何度も言ってしまいますが、自然の涼って本当に気持ちいいですね。男の子たちはびしょぬれになって滝に打たれたりして遊んでいたけれど私もそれをしたかったくらい。笑

 

 

自宅に戻ってからネットでいろいろ調べてみたところ、この滝は序の口で、更にここから上に登ったところにもっと落差のある雄滝があるようです。また滝見台からは山全体が眺められそこから落ちる滝の姿も見え、琵琶湖も見える絶景ポイントがあるようで。うーん、これを見てしまうと悔しかったけれど、あの山道はちょっと自信なかったしなあ。この序の口の滝でマイナスイオンシャワーをたっぷり浴びてUターンして帰りました。

 

 

 

歩きながら、ふと、「ここクマが出ないんだろうか?」って思いました。この近くにタイミーの仕事で来たことがあったけれど従業員休憩室のところにクマ目撃情報の警告が貼られていたのを思い出しました。・・て思ってたら下山した時になってこの注意書きに気づきました。この日は休日だったので登る人、降りる人が結構いて賑やかでクマも出にくかったかもしれないですが、平日に一人で行ったりするならどうか気を付けて。