週末に塩鯛さんの落語を聴きにいってきました。会場は定員80名程度のとても小さいホールでした。後ろのほうの席に座っていても落語家さんの表情や仕草もよく見えるし、やはりとても近く感じられるのが良かったです。

 

年明けの新春落語会で塩鯛さんの落語がとっても面白くて独演会に行ってみたいなあと思っていたところにたまたま近くで落語会があることを知りました。「笑いは免疫をあげて健康に良い」みたいなことが言われてますね。マクラのところで仰っていましたが、最近、がん患者を治療する病院からそれを検証するために呼ばれて噺をしにいったそうです。病院からは事前にその趣旨を説明されて「今日は必ず笑わせてください」っていわれたと。すごいプレッシャーで古典落語なんかやってる場合じゃないと思いましたわ、って話してみえて。実際、客席を沸かせたあとで患者さんたちの血液検査をしたら免疫機能が上がっていることが確認されたそうです。

 

今回の落語会、開口一番はしったかぶりの話の「転失気」でした。ここに出てくる小僧の男の子が一休さんを連想させるような子でかわいい。「野崎詣り」は今回初めて聞きました。舞台になる大阪・大東市の野崎観音ではゴールデンウイークの時に並ぶ屋台が壮観なんだとか。屋台に出ているベビーカステラやたい焼きの店って原価が少ないのであほぐらい儲かるんですよ、と。ざこばさんも昔、店を出していたそうですがガラが悪いので評判悪かったとか。その言い方が面白くて爆  笑。今年の連休に行ってみたいなと思いました。最後の「寝床」も塩鯛さんでは初めて聴きました。私はとても蘊蓄を語れるほども落語のことを知らないけれどどの演目も人によって印象それぞれ。

 

終演後はご本人が出口のところに立ってお見送りされていました。来月4月は2回、落語会のチケットをとってあります。もっといろいろな演目を聴いてストックを増やしたいです。