三連休最後の日は、寿長生の郷に行ってきました。滋賀の老舗和菓子屋さん、叶匠寿庵の菓子原料を生産している場所なのだそうです。長生きを寿ぐと書いて「すない」と読むのですね。日本語難し。大津市の南端、6万3千坪もの丘陵地にあります。
駐車場から歩いていくうちに見えてくる風景は日本の原風景そのものといった風情でした。都会の人はここに来ると癒されそうです。田舎の人にとってはあまりにも見慣れた景色なので「わざわざ来た甲斐があったわ」と思うかどうかは不明だと思いました。
案内所。菓子の販売、茶寮もあります。
里山の中にレストラン、カフェ、ベーカリーなどもあり、とてもいい雰囲気でした。お天気が良かったので野外のお店でお餅を買っていただきました。
ヤギがいた!
なんでこんなに人慣れしているのかと思ったら、奈良の鹿と同じく、近くに餌が売られていてそれをあげることができるからでした。「紙を与えないでください」って、そういえばそうですね(^-^;
あちこちに秋の草花。秋の草花はひとつひとつがとても小さくて目立たないけれど、それがまとまって咲いていることで風情を醸し出しています。今年初めまで暮らしていた福井・若狭では家を出て10分も歩けばこんな光景は当たり前にありましたが、ここは秋を感じさせてくれる光景をぎゅっと無駄なくまとめて、かつ自然に見せてくれている感じがしました。
自然石に仏様が彫られてます。
全体のごく一部だけ紅葉していました。これをみて、ここに来るのは月末まで待ってればよかったかも!って思いました。
歩いているうちに今度はジェラート店の前へ。今度は二人で1つのカップをシェアすることに。これは蓬と豆乳のジェラート。アイスクリームというより、まるで「冷たいお餅」を食べているみたい?と思うようなねっとり感でした。甘さは控えめでした。
また歩きます。次々に視界に入る秋の草。これも懐かしい感じ。
立派な店舗。ここで今回は遣い物にするお菓子と、自分の家でいただく和菓子を購入しました。観光バスのお客さんと同じタイミングで入ってしまったので店内はごった返して大変な混雑でした。
展示エリア。
休日なのでお客さんは多かったですが、広大な敷地に分散していたので騒がしさは感じませんでした。たねやさんのラコリーナよりこちらのほうが好きかも。今度はゆっくりどこかのお店で食事に来たいなと思いました。