パリ・オリンピックの開会式。リアルタイムでは観れなかったので週末にNHK+で観ました。4時間もあったので2日に分けて。
美しいパリの街並みを前面に出す演出が素晴らしかったです。斬新で前衛的な演出が多く巷では賛否両論あるようですが、私はとても面白いと思いました。あのメーターを振り切るぶっちぎり感がさすが歴史の中で新しい概念、モードを次々に生み出してきたパリなのかと思うので。
トロカデロ広場でセリーヌ・ディオンが「愛の讃歌」歌う場面はルルーシュ監督の「愛と哀しみのボレロ」のラストシーンを彷彿させるようでした。
気球の聖火台も人類初の熱気球による有人飛行を行ったモンゴルフィエ兄弟へのオマージュ。
あとで友達が教えてくれたのだけど、この聖火の炎は燃料を使わず水と光で表現しているのだそう。
開会式のショーの途中で派手な女装のドラァグクイーンやトランスジェンダーのモデルらが多く出ていたけれど、聞こえてきた公式のアナウンスは従来通り「Mesdames et Messieurs!(Ladies and Gentlemen)」なのねと思いました。それから前回の東京オリンピックは、あれだけお金をかけたのに日本のはなんであんなにしょぼかったのだろう、とそんなことが思われました。日本だってフランスに負けないくらいの文化を持っているのにその良さが出せてなかったと思うのです。それだけがちょっと悔しく残念な気持ちでした。