暑さ寒さも彼岸まで・・今年は本当に秋が来るんだろうかと思っていましたが、お彼岸が近づき、ようやく秋らしくなってきました。昨日は半年ぶりに落語会へ行ってきました。

 

 

月亭一門会の落語を聴くのは初めてでした。八方さんは75歳になられたとか。敬老の日の開催とあってかどの方のネタもマクラのところで「老い」について語っておられました。「応挙の幽霊」、掛け軸に描かれた女性の幽霊が絵から抜け出してきて一緒に晩酌するという話です。お酒を注ぐ、飲むの仕草は落語で一番よく目にする仕草ですが、八方さんのそれは本当にそこに透明な酒瓶とぐい飲みがあるかのような感じで!内容も古典落語を現代ぽくアレンジしてあって面白かったです。タイガースネタも出てきました。都都逸も初めて聴きました。チラシにも書いてあるとおり八方さんの落語は本当に粋でいなせな感じでした。

 

八光さんは八方さんの息子さんで「はっこう」さんかと思ってたら「はちみつ」さんと読むそうです。爆  笑 八光さんが仰っていましたが最近はこの世界でもコンプライアンス遵守が厳しく求められるそうです。こんな大衆演芸のネタってかなりコンプライアンスに抵触するようなのがいっぱいありますから時代の変化に合わせていくの結構大変かもと思いました。方正さんは昔のバラエティ芸人のイメージ強かったのですがすっかりベテランの落語家さんという風情でした。遊方さんの台湾名物「ちりとてちん」・・腐ったお豆腐を食べる話、うえーってなりました。笑 また開口一番は唯一の女性落語家さんでした。地元ネタもちゃんといれてくださってました。みなさん個性それぞれどの落語家さんも面白かったです。

 

ホールの外の風景。秋空の雰囲気。