旅行最後の日は帰路、新潟県長岡市にある山本五十六記念館に再訪しました。昨年の新潟ひとり旅で一番印象深かったのがここだったので、今回は主人にも観てほしかったためです。

 

上の写真は長岡駅前近辺の様子。かつては大都会だったのかと思われますが現在は寂れているのに加えて、殆ど人通りがありません。ここも街の中心は駅前から郊外に移ってしまったのでしょうか。

 

山本五十六記念館。駅前の商店街を過ぎた住宅街にあります。

 

 

館内の写真は撮影できないので外観だけ。前回の投稿は下記です。

 

 

昭和18年4月、パプアニューギニアでアメリカ陸軍から攻撃され、墜落した搭乗機の左翼と座席の実物が展示されています。日の丸部分に銃撃の跡が残っていて、こうした断片からも戦争の残虐さ、暴力性が浮かび上がってきます。やはり「本物」というのは迫ってくるものがあります。今回もこの展示の前では言葉を失ってしまいました。

 

五十六さんは日米の開戦には反対していました。若い頃から海外を多く訪れ知見が広く、日本とアメリカとの国力の差についても客観的に見ることができたからです。当時の日本の指導者がもっとそういう視点を持てていたら開戦は回避できたかもしれません。広く物事を捉える力ってやはり大事だと思いました。

 

館内には五十六さんの幼少期からの記録、写真、手紙、愛用品なども展示されていました。アメリカから日本にいる身内に宛てた手紙に、アメリカでは女性が精神的にも自立しているということを印象深く書いてあるところなどがありました。

 

こちらは記念館近くにある五十六さんの生家(復元)。

 

 

 

五十六さんの勉強部屋は二畳。

 

 

勉強部屋にあがるまでの階段にはこんな張り紙も。確かに大人数であがったら床が不安定になりそうな感じはありました。(-_-;)

 

映画にもなってますね。役所広司さん、先頃もカンヌで男性俳優の部門で受賞されていました。この方は極悪非道の犯罪者から正義の味方、コメディまでこなせるキャパの広さがあり、その表情でいろんなことを表現される力とかすごい俳優さんだと思います。

 

 

生家をあとに再びルートを南へ。お昼過ぎに石川県あたりにきました。富山県かな?数日ぶりに青空。

 

 

 

途中のSAでお昼ご飯をいただきました。鯛のだし茶漬けです。あっさりとしてとても美味しかったです。もうちょっと鯛の量が多いかと思ってたのに。苦笑。