江戸時代の茅葺民家が軒を並べる大内宿。会津若松と日光を結ぶ街道の宿場町として栄えました。私は北関東とか東北にはあまりなじみがないせいか、南に下っていけば日光があるのかとその地図を頭で思い浮かべたりしてしまいました。
街並みの中にあるひときわ大きな建物。現在は町並み展示館として公開されているかつての本陣を復元した建物です。
本陣とは参勤交代の際、大名や公家、幕府役人など身分の高い人たちがこの地を訪れた時に宿泊や休憩施設として使ったところです。一般庶民の利用はできませんでした。
館内、昔の生活が再現されていて興味深いです。板敷の囲炉裏の間には火がいれてありました。
今まで囲炉裏のある建物を訪れても実際に薪を入れて火が燃えているところは見たことがありませんでした。こんな光景を見ると実際の様子が想像できて面白い。火があるとそこだけぽっと明るいし、実際とても暖かくて冬場なら暫くこの前で動かなくなりそう。
立派なお座敷も。
ん?
あ!( ゚Д゚)
山道でばったり出会ってしまったらこんな顔をするのでしょうか。💦
お風呂。
屋根部分を下から。
昔の生活用品なども展示されています。
山深いところだからなのか、東北だからなのか、ここまでくるといろんなものが関西圏で目にするものと異なっているように思いました。関西の繊細で洗練された文化とは違う、質朴さと線の太い力強さみたいなものが中心にある感じ。
茅葺きも複数の種類を重ねてあるのですね。
二階部分は天井が低く、昔はここで蚕を飼っていたみたいです。
雨模様の風景もこうやって眺めると風情あって良いなあと思いました。もう少しだけ大内宿を歩いてみます。