旅の一日目はお昼頃に自宅を出発しました。北陸自動車道を北上し、福井県から石川県、富山県を通過して新潟県へ。およそ450kmのドライブです。上の写真は石川県あたりでしょうか。途中のSAから撮影しました。雲のない晴天の日で日本海は波ひとつない穏やかさでした。

 

 

富山県に入りました。

 

 

富山に入ると見えるこの景色!青空を背景に残雪をいただいた山の姿が美しくて。こんな風景が日常にある富山県民の人が羨ましいな。

 

 

 

 

ちょっと時間が飛んで夕刻。新潟県に入りました。新潟県は南北に長くて延々と走り続けてもまだまだ新潟県。越後平野が広がってます。

 

 

走行中の車の助手席からの撮影なので随分ブレてしまいましたが、田植え前の水を張った田んぼに夕陽が反射してとてもきれいでした。

 

 

日が暮れた頃に新潟市に到着しました。ホテルにチェックイン後、夕食をとるため駅前の繁華街に行ってみたのですが営業しているのはチェーン店系のお店ばかり。店の周辺にもこの時期だからなのでしょうが、とにかく人、人、人。ちらっと覗いても順番待ちか予約者以外は受け付けませんという状況でした。最終的には新潟駅構内にはいっているへぎそばの小嶋屋さんへ行きましたが、ここでもリストに名前を書いて30分ほど待ちました。

 

新潟名物のへぎそばもですけれど、お目当てはかつ丼のほう。

 

これ、新潟ではタレかつ丼というのですが、福井のソースカツ丼と似て非なるというか、福井のソースカツ丼にごめんなさいですが、私は断然、タレかつのほうを支持!甘辛い醤油風味の味を付けて揚げたもので、優しく食べやすい感じです。数日後、会津でまたまた美味しいソースカツに巡り合ったのですがそのことはまたあとで。

 

今回の旅行は日程を直前で決めたため、あたりまえですがホテル探しに難儀しました。ビジネスホテルなのに一泊4万円なんていう超強気なホテル以外は郡山市や会津若松市で部屋が見つからずこの日は新潟市に宿泊し、翌朝、福島県に向かいました。距離にして130kmくらい。新潟市までくるともう福島県ってすぐそこ、の感覚に。

 

福島県に入ると雨予報のお天気のはずが青空もみえたので、この日は磐梯高原に行ってみました。

 

「あれが磐梯山なんかなあ?」って初めて磐梯山をみるのでよくわからない会話。

 

磐梯山ゴールドラインという会津と裏磐梯を結ぶ道路を走りました。この時点では雲ってて残念でしたが新緑の勢いを感じる風景が目の前に広がっていました。晴れていたら富士山も見えるそうです。左手は猪苗代湖。

 

 

まだ桜が咲いてました。やはりこの辺は福井県よりも更に寒いのでしょうね。

 

 

「幻の滝」という観光名所があるようなので寄ってみることに。こんな熊警告もあったけれど割と観光のお客さんがいたので大丈夫かとその後に続いて歩きました。

 

 

こんな道を更に進む。といっても駐車場から徒歩5分くらい。すぐの場所です。

 

 

滝が現れました。なぜ「幻の‥」というのかと思ったら最近までこの存在が近隣の住民にも認知されていなかったためとのことです。近づくと冷たいしぶきも微かに飛んできて気持ちいいです。マイナスイオンがたくさん出ていたと思います。

 

 

 

すっきりとした青空も見えてきました。

 

更に走る。ここのドライブルートからは磐梯山の噴火でえぐり取られた箇所が見えるとのことでしたが目の前がそれなのでしょうか。

 

 

この辺が噴火でごっそり無くなったのか?

 

 

磐梯山はその昔、会津富士とよばれた秀麗な姿をした山だったようです。150年ほど前に噴火で山体が崩壊し、山頂が二つに分かれたような今の姿になったと。

 

下の写真はドライブウエイを抜けて休憩でもしようかとカフェを探していた時に通った道から見えた山の姿。噴火で真ん中の部分が吹き飛んでしまったのですがかつてはこの二つの山頂の先に違うかたちの山がみられたのですね。長い歴史の中では150年前ってそれほど昔のことでもない感じがします。いまは静まり返ったかにみえる山にかつてはそんな激しい活動期があったのかと。こういう地形でさえ不変ではないのですね。