あわら温泉一日目、チェックインしたあと、天気もよくなってきたので旅館の周辺を散策してみることにしました。あわら温泉って田園風景の中に大型旅館が集まる地域がある感じのところ。近くに山があって中心部に川が流れ・・みたいな、これまで訪れた温泉街とは違う雰囲気でした。歩いてみて感じたのは、まあ驚くほど人がいない!(笑)週末なのに。
与謝野晶子が夫の鉄幹とあわら温泉を訪れたときに詠んだという歌。
「越の国 あわらの湯場の 雪にさす いみじく清きあけぼのの色」
訪れたのは冬だったのか。雪景色の温泉街はきっと情感たっぷりのものだったのでしょう。
この地域はかつては団体旅行客が多かったのか、大型旅館が多いです。下の旅館はざっと歩いてみてあわら温泉で一番高級ぽいところでした。ここも大きいけれど団体はあまり来なさそうな感じ。
あわら温泉には三薬師といって薬師神社がひとつ、薬師堂がふたつあります。全部にお詣りすることで無病息災、延命長寿などのご利益があるのだそう。狭い界隈なので30分もあれば全部まわれました。
最後の薬師堂をお詣りしたあと、近くにいた黒猫と目が合いました。警戒されるかなと思ったら、なんとそのにゃんこは一目散に私のところに向かってきました。
写真をうまく撮れませんでしたがこの猫ちゃん、私の足元にまとわりついて、離れません。この人馴れ感にびっくり。首輪をしているし、このご近所の飼い猫なのでしょう。
猫ちゃんは全然私から離れようとせず、ずっと私の足に身体を摺り寄せてきました。黒猫は縁起悪いものと思われがちですが、神社仏閣で出会う猫はその人の厄を落としてくれるんだとか。にゃんこの目からはそんなに私には厄が溜まっているように見えたのでしょうか。笑
再び歩く。
かわいい交番。
昭和的風景。
なんかいい感じ。サックスとお酒好きなオーナーさんのお家?
駐車禁止の標識の下に「偶数月」。こんな地名があるの?って思ったのですが・・
ネットで調べてみたところ、「奇数月は駐車してもよい」という意味なんだそう。別の場所には「奇数月」という標識もありました。この道路は両側に旅館があるので月替わりで交通規制しているのだそうです。
ということであっという間に出発点に戻ってきたので旅館に戻りました。続きます。