先週の日曜日は落語を聴きにいってきました。何年か前に聴いた南光さん、その話術の巧みさがとても印象に残っていました。今回も席は最前列。一番前の席って避けられるのかな?なぜか残ってました。今回は南光さんのお弟子さんの南天さん、南天さんのお弟子さん(南光さんにとっては孫弟子)の天吾さんで。天吾さんは先月の米團治さんでも開口一番を務めてらして、聴くのは二回目です。爽やかな好青年という感じの方で、関西若手ではイケメン落語家で人気出てるそうです。最初に三人が出てきてご挨拶がありました。綾部市には西川きよしさんが別荘を持ってらっしゃる話などをされていました。南天さんの落語は初めて聴きました。愛嬌のある感じの方で面白い。南光さんは相撲の八百長と親孝行をテーマにした「佐野山」を。毎回、マクラの部分で何気ない日常の話題などを振って、聴衆の関心をひき、その話からするりといつの間にか演題の話の世界に入っていくところ、すごいなあと思います。今回も日曜日の「笑点」の裏話やWBCのヌートバーとか大谷の話から、昔の有名力士大鵬の話に、そしていつのまにか、更に時代をさかのぼった佐野山の世界に。

 

 

南天さんと南光さんの間に曲芸がありました。江戸時代に発達した縁起の良い曲芸とのこと。昔、有名な落語家さんが傘の上で毬や桝を回してましたね。

 

 

今回知ったのですが、落語の間に「色物」枠として披露される太神楽。「南京玉すだれ」とか有名ですが、傘で毬を回したりとか、それくらいかなって思ってたんです。それが包丁の先でお皿を回すのなんて序の口、包丁の柄の下にもう一本包丁の柄を継ぎ、更にその包丁の先を別の一本の包丁の背の部分に載せて・・と、スリリングすぎて心臓に悪かったです。笑 あごにバチをたててその上に板や茶わんを何段も積み上げたりとか。江戸時代の芝居小屋でもこんなことやっていたのでしょうね。ドキドキな芸でした。(;・∀・) この後の南光さんが「あんな女性が出刃包丁を持ち歩いているんですよ。」って笑いをとってました。南光さんの落語の番になってほっと胸をなでおろした私。💦

 

 

綾部市の中丹文化会館。近くに小さい資料館や天文台などもありました。早くついてカフェで休憩でもしようかしらと思ってましたが、そんな雰囲気の場所でもありませんでした。地方都市での落語会は安く良い席をとりやすくて穴場かもしれません。