先週末は滋賀県草津市で開催された落語会に行ってきました。

過去の記録を確認してみたら、米團治さんの落語を聴くのは2015年以来!

上品で華がある噺家さんです。いつもお父さんの米朝さんネタをマクラのところで話してくれて、それも楽しみだったりします。

 

演目の「親子茶屋」は息子の茶屋遊びに苦言を呈していた商家の旦那が自分もこっそり茶屋に出入りしていて、そこで息子とばったり会う話です。ひとりで何人もの人物を演じ分ける噺家さんの技量!男性、女性、若旦那、年寄り・・etc., ちゃんと声色や話し方が違うのでそれぞれ認識できるんですよね。「猫の忠信」は「義経千本桜」のパロディーです。ある猫が三味線にされてしまった母猫を慕って三味線のお師匠さんのところに化けて出る話です。縫物作業をしている女房のしぐさや手の動きなど、米團治さんの所作には周りのお客さんから「わあ、上手~ニコニコ」ってため息まじりの声が聞こえてきました。本当に女の人が針と糸で繕い物しているような手の動きなんです。あれがエアーだとは思えないくらい!猫が本性を現した時の描写で舞台でぽーんと飛び上がる姿も圧巻でした。

 

落語を音源だけで聴く楽しみもありますが、生の舞台ではやはり噺家さんの表情や動きも一緒に楽しめるのがいいところだと思います。今回は全席自由席でした。開館前、私たちの前にも並んでいる人がいたのですが最前列は避ける人が多いようで、前のほうガラっと空いているんです。私は文楽とか落語はできるだけ前で鑑賞したいほうなので迷わず一番前へ!とってもいい場所から鑑賞できてラッキーでした。ウインクキラキラ

 

一緒に出てみえた桂佐ん吉さんは喋り方とか今っぽくてめっちゃうけました。これから佐ん吉さんの落語をもっと聴きにいってみたいです。今年は月に一回ペースで聴いてみたいと思っていて、3月も県外の落語会チケットを取ったところです。いまから楽しみです。

 

 

おみやげに米團治さんプロデュースのカレーを買ってきました。