地元の友達から誘ってもらい、秋口に鮎をいただいた料亭で今度はぼたん鍋をいただいてきました。私はこれまで一度もイノシシの肉を食べたことがありませんでした。せいぜい鴨肉くらいはOKな程度でジビエ料理は全般に苦手なほうで。誘ってくれた人は豚肉さえ臭みが気になって食べないけれど、ここのお店の猪肉ならとても美味しく食べられたから、と。

 

お鍋の前に燻した猪肉(上の左側)、名田庄名物の自然薯とろろ、今年初めていただく河豚の刺身などがテーブルに並びました。野山を走り回っていた野生イノシシの肉には脂肪が殆どない赤身です。心配していた臭みは全く感じませんでした。

 

 

鍋用の猪肉。椿の枝が添えられています。野菜と一緒に煮込んで、特製の山椒味噌をベースにしたタレにつけていただきました。初めていただくイノシシの肉。豚肉に似た第一印象ではありましたが、豚肉以上にもちもちとした食感で、赤身部分はうま味というのかとても濃い味がしました。一方で脂肪部分は嫌なもたれる感じではなく、あっさりとしていて。へぇ~、イノシシ肉ってこんなに食べやすいものなんだ~って思いました。この日は人数多めの会食だったので、普段ほど写真がありません。結構なボリュームで、途中から「ああもう全部食べられないかも」、って言い合ってた割には締めのおうどんまでしっかり完食してしまいました。うどんをいれた鍋には出汁がしっかり効いて、とても美味しかったです。デザートのプリンも絶品のお味でした。