京都市伏見区の城南宮に先参りにいってきました。以前はお正月に主人とお詣りしてその時に新年のご祈祷もしてもらっていたのですが、コロナ禍になってからは人の少ない12月の平日に、「先参り」というかたちで私一人でいくようになりました。先参りするようになって3年目。相変わらず境内の参拝客はまばらでしたが、昨年、一昨年と私ひとりで貸し切りだったご祈祷も今回はもう一組の方と一緒になりました。
城南宮は境内の雰囲気が好きです。境内のどこにも塵一つ落ちていないというか、常に隅々まで清められていて、とてもきれいです。ご祈祷をお願いするといつも神苑の入苑券をいただきます。苑内茶室でのお抹茶券も以前はいただいていたのですが、コロナ禍以降はこのサービスも停止中です。
ご祈祷のあとはいただいた神饌などをクルマにおいて、カメラを持って、神苑へGO!
神苑は春は梅・枝垂れ桜が美しいですが、冬は椿がたくさん咲きます。苑内には150品種、約400本の椿があるのだそう。それぞれの株の横に名前を書いた札がたててあります。下の花は「窓の月」。
下は久寿玉・・だったかな。もし名前が違ってたらごめんなさい。優雅な感じの花ですね。
ここへ来て思い出しました。昨年も12月に入ってから城南宮に来て、遅い紅葉を楽しみました。今年もまだここでは葉が残っていました。今年の紅葉は例年よりも早めに見頃がきてしまい、予定していた京都市内の紅葉狩りはいけずじまいでした。ここで一度でも紅葉を楽しめてよかった。お天気もよくて青空に映えていました。
再び椿。名札をみると「藤壺」と。源氏が恋焦がれた継母の名。
その横に若紫。藤壺の女御によく似た少女(紫の上)を光源氏がみつけ、その少女を半ば誘拐するみたいに家に連れて帰ってしまうこの時代。花はまだ咲いていませんでした。
近くに「葵上」。光源氏の正妻でプライドの高いお姫様の名前。嫉妬深い六条御息所の生霊に祟られます。
月兎。
現代風枯山水?室町の庭エリア。
平常時ならここでお抹茶が出されます。
更に進んでアカマツとクロマツがあるエリア。これはアカマツ。何度みても立派。
ふと、これも枝垂れ桜の木であることに気づきました。桜の頃にきたら華やかできれいでしょうね!
再び紅葉。
絵馬堂。
城南宮で車のお祓いをしているエリア。私も半年前にここでお祓いをしてもらいました。
神苑を一周した頃にだしまき専門店からタイミングよく電話がありました。せっかく京都まで来た日ですが、この日は自分で運転してきたので早い目に帰ることにしました。年内にもう一回くらい京都に行ける日があるといいなと思っています。