11月19日。滋賀県多賀町にある多賀大社にお詣りしてきました。とても有名な神社なのにこれまで全くご縁がありませんでした。先日、ブロ友さんが「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢 お多賀の子でござる」というフレーズを教えて下さいました。なんでなのかな・・?って調べてみたら、多賀大社のご祭神イザナギノミコトとイザナミノミコトは天照大神の両親なんですね。生命の親神様であることから古くから延命長寿、縁結び、厄除けの神様として信仰を集めてきたそうです。

 

駐車場に車をとめて少し歩きます。鳥居をくぐると太閤橋が。

 

 

江戸期・寛永年間に築造。400年くらい前です。いまも使われていて人の通行も可能です。上から写真を撮ってる方もみえました。かたちは可愛いのだけど、かなり急勾配。怖そうだったので私は渡りませんでした。多賀町指定有形文化財。

 

ところどころにきれいな紅葉。

 

 

御神門の向こうに見える社殿。この門も多賀町有形文化財。

 

 

立派な社殿が見えてきました。

 

右側にあるのはおみくじを結ぶ場所。私もあとでおみくじを引きましたが、紙の色が白、ピンク、薄紫のどれかです。こうやって結ぶと枝垂れた花が咲いているかのようでとても華やか。

 

 

その横。他の神社なら絵馬なのでしょうがしゃもじが掛かっています。

 

 

そういえば神社の前のお店にも大きなしゃもじが。

 

 

なんでしゃもじなのかな?と調べてみたところ、ホームページにその記載がありました。元正天皇の病気に際し、多賀大社の神主が強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上したところ、天皇はたちまち治癒された、と。なんでも由来を調べてみると面白いですね。

 

花手水。ブロ友さんも先日紹介されていましたが、ここも花手水に浮かべてあるのは菊の花です。ただただゴージャス!

 

 

 

拝殿へ。

 

 

桧の皮を重ねた檜皮葺の屋根、濃い茶色の社殿は神々しさと気品を放っているかのようでした。近づいてみると京都御所の建物の雰囲気に似てるように思いました。皇室にゆかりのあるところならではの荘厳で細やかな意匠だからそう感じるのでしょうか。ちょうどお参りで手を合わせた時、中からご祈祷の声が聞こえてきました。

 

立派な能楽堂。

 

 

再び拝殿。

 

 

ひときわ明るい紅葉の横にお稲荷さんの赤い鳥居が見えました。でも今回はお詣りしませんでした。金咲稲荷神社という、いかにもお金に縁づけてくれそうな名前でしたが、私、お稲荷さんはちょっと怖いのです。時刻も午後4時近くでしたし。💦 

 

 

寿命石。

 

平安時代、東大寺再建を命ぜられた僧が参詣し、20年の寿命を授かったことから。健康長寿を願う言葉を書いた白石が周囲に敷き詰めてありました。

 

今度はちょっとズームで遠くから全体を。曇り空の下だけど明るくて気持ちよく感じる境内でした。

 

 

神社の前の通りを少し歩いてみました。多くのお店はもうこの時間には店じまいしています。カフェでもあったらなと思って歩いてみたのですが。

 

 

約10年ぶりに永源寺と西明寺を訪れたこの日の「初めて」は多賀大社でした。そういえば滋賀県多賀町は滋賀の中でも蕎麦が有名なとこ!っていうことを思い出しました。新そばの季節ですし💛。それで次はまた蕎麦屋さんへ。笑