春日大社の参道です。この後で正倉院展を観に行くのですが、コロナ禍以降、正倉院展は他の多くの展覧会同様、予約制になりました。私たちの予約時間は午後2時からです。まだ一時間ほどあったので、それまで近くをお散歩することにしました。鹿があちこちにいます。全然警戒心が感じられないのが奈良の鹿ですね。県境を越えて他の地域にいったら害獣扱いですが、奈良では鹿は神様のおつかいです。
奈良の紅葉はまだ序盤。ネット情報では奈良公園の紅葉はいまが見頃とのことでしたが、公園全体で紅葉する木自体が少ないようで、相変わらず緑の木が大半といった感じ。
グルーミングする仲良し鹿。
寄ってくる鹿。
カメラを手にする私の姿が鹿せんべいを持った人に見えたのでしょうか。💦
手水舎も鹿。
この記事を書くにあたってネットで神社の縁起とか調べたところ、春日大社は1300年前に茨城の鹿島から神様を迎えて造営されたということを知りました。鹿島神宮ってここぞ!というときの勝負の神様です。
翌日に参拝した天理市の石上神宮は伊勢神宮と並ぶ日本最古の神社といわれていて、ご祭神として祀られているのが鹿島の神様の剣です。共通するのは鹿島。その名に鹿の一文字が使われてるのも興味深いです。遠く離れた常陸の国と奈良ってこの時代、どんな関係があったのでしょう。ちょっと興味がわきます。
目の前に藤の木。本殿近くにはきれいに整えられた藤棚もありましたが、野生の藤の木って、他の木に寄生するように絡みつくおどろおどろしいイメージの木。
以下は正倉院展を観終えてから奈良ホテルまで歩いた道で撮影したもの。
鹿が多い。鹿とふれあうエリア。
水を飲む鹿。
浮御堂。水面のリフレクションが美しい。ここで互いに記念写真を撮りました。
ちょっと西陽が差してきた時刻の奈良公園って優しい童話的な雰囲気に満ちていて好きな光景。
遠くからみると背景と同化していてすぐにわからなかったけれど、やはりここにも鹿。
奈良ホテルに到着!ここでお茶するつもりがこの時、午後4時半。あと30分で閉店とのこと。ホテル日航のラウンジならもう少し遅い時間まで営業しているので、急遽そちらに行くことにしました。次回は正倉院展のことを書きます。
最後の一枚は奈良ホテルの敷地内で。