旅3日目は新潟市内観光。この日、二か所目は「旧斎藤家別邸」。最初に訪れたお屋敷のすぐ近くでした。こういうメインではない道でもなんか広いでしょう。

 

 

斎藤家は新潟三大財閥のひとつ。幕末に清酒問屋を始め、明治期は海運、銀行、化学などの事業で成功した名家です。ここは4代目当主が大正時代に本宅とは別に迎賓館として建てたお屋敷です。お座敷から目の前に迫る日本庭園の迫力がすごかった・・!といっても一階部分の写真はうまく撮れませんでした。外の緑が明るすぎて室内が逆に暗くなりすぎてしまって。💦

 

 

 

二階にあがります。眩しいばかりの緑のパノラマが視界に飛び込んできました。

 

 

 

ここの建物は「庭屋一如(ていおくいちにょ)」という思想で造られているそう。建物と庭園を一体として考え、室内からお庭をみたときにいかに美しく見えるか。3年かけて巨万の費用をかけてそれを造ったそうです。やはり見頃は紅葉の頃だそうです。訪れるのがあと一か月遅かったら紅葉を楽しめたかもしれません。

 

 

 

豪商のお宅ということもあって、意匠や建材にも贅を尽くしてある感じがしました。

 

 

板戸絵も3枚ありました。

 

 

 

お天気も良いのでお庭もみてみよう、と次は庭園を歩いてみました。砂丘形状の高低差を利用して滝や小川が巡らされ、まるでこのお庭の中に大自然を凝縮して再現してあるかのよう。

 

 

 

滝の石組みは海老ケ折石という高級石材。

 

 

 

この周囲は市街地だということを忘れてしまうような空間です。巨石は13トンもあり江戸の大名屋敷から運ばれたとのこと。

 

 

お庭の奥にある茶屋横に根上り松がありました。

 

 

ダイナミックですね!兼六園にもこんなのありました。根っこを掘り出されても枯れないことから縁起の良いものといわれているそうです。

 

 

 

 

 

ここでだいたい一時間くらい過ごしました。新潟市内の観光はこの日一日しかありません。と思うとつい気持ちが焦ります。一通り観終えてからは次の場所へ。続きます。