旅2日目、新潟県の北部、村上市へ。案内所でもらってきた観光マップを参考に次は江戸時代の中級武士の住宅を見学に行きました。
東日本海側では唯一残る中級武士の屋敷であり、国の重要文化財です。初めて「村上市」という街があるのを知ったのは随分前ですが皇后・雅子さまのご成婚で、そのご先祖が村上藩士と紹介されていた時でした。時間の都合で訪れることができなかったのですが、若林屋敷のお隣に資料館があり、そこに雅子さま関連の展示もあるようです。
これ、お隣の資料館。
さて、お屋敷の内部。めっちゃ広いというわけではありません。部屋割りが細かく、印象としては質素な感じです。農家との違いは入った時の土間がとても狭いことや、主人よりも高い身分の人を迎える時の式台という玄関が内玄関とは別に設けられていたり、立派な庭園があるところなどでした。
客間。
この谷崎潤一郎的な陰翳の雰囲気がとても好き。
鮭がぶら下がる様子は村上らしい光景ですね。
部屋の内側から。
魚の口元って滅多に見たことがないけれど、結構鋭い歯を持っているのですね。
飽食の現代からみると当時の食事のなんとも質素なこと。でも今回、現地で新潟のお米を食してみたら、あまりにも美味しくて、私も毎日、白米と焼き鮭だけでもいいかも、って思ってしまったのは事実。(笑)
村上の街歩き、もう少し続きます。