名田庄の料理旅館で地鮎のフルコースをいただきました。鮎ばかりでも調理の仕方が異なるので全然飽きることなく最後まで楽しめました。鮎は近くを流れる南川からの天然もの。養殖と違って身がきゅっと引き締まってる感じがしました。独特の内臓の苦みも美味しい。もうひとつ感動したのは地野菜の自然な甘さ!名田庄の緑豊かな景色を眺めながらの時間も素敵でした。以下、料理の写真です。
真ん中は小あゆ飴炊き。左端の青い蓋の下には「うるか」。鮎の塩辛です。めっちゃ濃い味。右端は梅酒。
ビシソワーズ。底部分にはコンソメジュレ。
鮎のあらい。
塩焼き。手前は蓼食う虫も好き好きの蓼酢。鮎のほろ苦さを引き出す味でした。
女将さんに骨抜きの仕方を教えてもらいました。尻尾部分を折って、背中部分を数か所箸で押して、頭からすっと引き抜きます。
素焼き。これはお醤油で。鮎そのものの味を楽しむ感じ。
天ぷら。野菜のなんと美味しいこと。
田楽。味噌が美味しすぎる。
最初に出てきた「あらい」の骨部分をから揚げにして。お煎餅のようにパリパリといただきました。
次の雑炊ができるまでに時間がかかるのでとコースにないお料理ですが牛肉のたたき。マスタードをポン酢にまぜて薬味と一緒に。「美味しい」しか言葉が出ない。
30分くらいかかりましたが、お喋りしてたので、待ち時間は全然苦になりません。最後に鮎の雑炊。鍋をあけた時にほわ~と出汁の香りが広がりました。大葉も野生ものだそうです。
地野菜のぬか漬けと一緒に。たくさんいただいた後なので完食できるか不安でしたが杞憂でした。一人三杯づつ食べて完食。笑
デザートと紅茶。
このプリン、一流洋食店の味でした。
最後に南川荘製のきゃらぶきをお土産にいただきました。一緒に行った友達がオーナーさんと知り合いということもあって、実際よりもいろいろサービスいただきました。そして私はコバンザメ的にいい思いをさせてもらった感じです。
名田庄地区ってちょっと遠いイメージでしたけれど小浜市内から南川沿いを走って15~20分程度でした。帰りは「鹿に気を付けて」といわれましたが、それほど鹿の飛び出しが多いそうです。ぜひ別の季節に再訪したいと思いました。ここ、山中で雪がたくさん降るのであの雪見窓から雪見しながらぼたん鍋というのも良いかもしれません。