ブロ友さんから教えてもらったのだけれど昨日の小浜市は39.1度と暑さ日本一だったそうです。確かに暑いとは思ってましたがそこまでとは。冬は冬で雪は積もるし、どちらに振れても極端な気候で、やってられませんね。えー

 

午後に出かけたついでに、近くの博物館で開催中の企画展を観に行ってきました。

 

 

今西氏とはNHK職員というサラリーマンでありながら生涯をかけて数々の名品を収集された方。その真贋の目利きの確かさ、美意識が高く評価されているそうです。30年以上前に亡くなられているのだけど、姪御さんが市内に住んでみえてその縁で今回の企画展が実現したそうです。

 

入り口で単眼鏡を無料で貸してもらいました。これ、毎年、奈良の正倉院展を観に行くと持っている人が多くて気になってたんです。

 

オペラグラスの片方みたいなの。ガラスケースの中の人形がまとう着物の絹の質感などまでとても細やかに見えて感激しました。ずっと見続けていると目が疲れます。現役時代の今西さんは美術品収集のために衣服は職場の支給品のみ、お風呂も職場で済ませるという徹底した倹約ぶりだったそうです。(当時は職場でお風呂に入れたんですかね!)かといってケチ一辺倒ではなく、若手作家を資金面で援助したり、非営利でコレクションを貸し出したり、自身だけで独り占めすることもなかったのだとか。当時の若手作家の中からは後に人間国宝になった人もいたそうです。この情熱が羨ましく思えました。人生を賭けられる「何か」がある人って幸せだろうな。

 

以下、ネットからお借りしました。葛飾北斎の「鍾馗(しょうき)」図。端午の節句の魔除けの神様。

 

河鍋暁斎作の牛若丸。肉筆の浮世絵。絵具の盛り上がりや艶なども感じられて、版画と違うゴージャス感が。今西氏のコレクションて肉筆浮世絵で知られているのだそう。

 

「鼠志野草文向付」(桃山時代)。

細川家・重臣松井家に伝わる名品。

 

昔、茶道を習ってたので、茶道具が興味深かったです。時代を経た黒楽や丹波焼の茶入れとか。しかし館内にいてもなんだか暑さで疲れてしまい、あまり細かに見れませんでした。

 

二階ロビーから外をみる。格子は三丁町の街並みをイメージしたものなのでしょうか。

 

このあとはお買い物にハーツへ。何年ぶりかで併設のミスドに寄りました。甘いドーナツはとても食べる気になれません。ホットドッグいただきました。