16~17本目。夏は再び自宅で映画観てます。
監督:中野量太
キャスト:二宮和也、黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡
幼いころ、写真好きの父からカメラを譲ってもらった政志(二宮和也)は、昔から写真を撮るのが大好きだった。そんな彼が、家族全員を巻き込んで、消防士、レーサー、ヒーロー、大食い選手権……。それぞれが“なりたかった職業”“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる《家族写真》が、なんと写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞! 受賞をきっかけに日本中の家族から撮影依頼を受け、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる――。(Filmarksより)
2020年日本映画。福井県に引越す前に暮らしていた三重県津市が舞台ということで興味を持ちました。高田本山や津市の海岸など懐かしい風景が。ここにみんなロケに来てたんだ~って思いながら観ました。家族との絆、周囲の人へのおもいやりを感じるとても素敵な映画でした。二宮和也さんが演じる写真家は実在の方。写真のスキル以上に彼のプロデュースの才能に驚くばかり。それを培ったのは津市の家族と過ごした年月だと感じました。最後のシーンにはやられた~と思いました。いつかご本人の作品を観てみたいです。
原題:The Capote Tapes
監督:イーブス・バーノー
20世紀を代表する文豪トルーマン・カポーティ。なぜ彼は、こんなにも多くの人を傷つけるような本を執筆したのだろうか?死後36年を経て、彼の波乱に満ちた人生を濃密に網羅し、「未完の絶筆」とされている問題作『叶えられた祈り』をめぐるミステリーに迫る珠玉の文芸ドキュメンタリーがここに完成した。(Filmarksより)
2019年アメリカ映画。今、たまたまカポーティの小説(Breakfast at Tiffany's)を読んでいて、その著者に関するドキュメンタリーということで興味を持ちました。カポーティってこんな人だったの?という印象の映画。彼の代表作のひとつ「冷血」を書くに至った本人こそ冷血?と思わせるエピソードとかニューヨークのセレブのプライベートを暴露するような性格の悪さとか、ネガティブな印象が続きました。でもこれも彼の生い立ちが影響しているように思えて仕方なくて。先の「浅田家」では家族の絆を感じたけれど、彼の生い立ちにはそれがない。皮肉ぽくて世の中に対して斜に構えた視点からは彼の痛いほどの孤独を感じました。