高野山・檀上伽藍境内に大きな松の木があります。弘法大師が大陸から帰国する前、真言密教の教えを広げるために拠点をどこにすべきか?と日本に向かって三鈷杵(さんこしょ)を投げました。
三鈷杵ってこれ。
投げた三鈷杵は海を渡り、高野山にあった松の木に引っかかりました。のちに空海がこれを見つけ、その地に真言密教の道場を開いたのが高野山のはじまりという。ありえない話ですけど面白い話です。その松(といっても何代目か)の木の葉を持っているとご利益があるといわれているそうです。
松の木の葉は普通、二葉か五葉ですがこの松の葉は三葉になっていて特別なのだそう。高野山を去る前に最後に・・と思って、再び檀上伽藍の松の木の場所に戻りました。探していても二葉の葉しかありません。近くにいた女性が葉が落ちている場所を教えてくれて見つけることができました。その方いわく、この松の木の下でも三葉が落ちる場所は一か所に限られているそう。
下の写真が拾ってきた三鈷の松の葉です。
他にも探している人がいるかもしれないので、あまり欲張らず3本だけ拾って、ティッシュに包んで持ち帰りました。自分と主人の分と、あと親しい誰かにあげようと思います。落ちている場所は上の看板のちょうど反対側の木の下です。運よく・・というか、直前に風が吹いてきて、パラパラといくつか落ちてきました。このシチュエーション、神風みたいでした。笑 五葉松というのは聞いたことがあるけれど、これまで松の葉が何本あるかなんて興味なかったし、葉の数を数えたこともありません。💦
お財布にいれておくと金運があがるそうです。この葉っぱはティッシュに包んだまま、お財布ではなく自宅のチェストの中に置いてあります。偶然かもしれないですがその後、思わぬところからお金が入ってきて今回の旅費がチャラになりました。
夕方、ホテルに戻り、ホテル横にある居酒屋さんへ~。ビビンバを夕食にいただきました。
翌日は近くの九度山へ。明日から九度山編を書きます~。