佐川美術館を訪れた日、同館で開催されていた藤井フミヤ展も鑑賞しました。バンクシー展のチケットで藤井フミヤ展、常設展も鑑賞できたので、ついでといってはあれですが・・くらいの気持ちで観に行ったのですが。
藤井フミヤさんが絵を描いておられるのは何となく知ってたけれど、こんな才能をお持ちだったとは、と驚くばかり。やはり何かひとつのことを極めた人は他のことをやっても同じように頭角を現すのでしょうか。彼自身の中にある「美に対する感覚」の表現手段が若い頃は「音楽」であったり、歌詞の「言葉」だったけれど、ある時期から「絵画」や「切り絵」という違うチャンネルも使ってみたという感じなのかと思いました。そして、この方、自身の表現手段のレベルをアートという域まで引き上げるまでの集中力もすごいものを持ってみえるのではないかと感じました。
ネットからお借りした作品の一部。女性の身体のラインの美しさを伝える作品が多かったように思います。
極細ボールペンで描いた「ボッティチェリへのオマージュ」。
あと、落ちてた針金の曲がった様子からインスピレーションを得て、それをきっかけに始めたという針金アートもありました。デジタル技術を使ったCGから始まって、アナログ絵画、切り絵、針金などそれぞれのジャンルに分けて作品が展示されていました。見ごたえある作品ばかりで面白い企画展でした。
久しぶりに美術館を訪れて普段とは違う脳の部分に刺激を受けた日でした。