4月6日。カフェを出て向かったのが越前市にある公園、万葉の里味真野苑。ここも桜の名所と聞き、ちょうど見頃と聞き行ってみることにしました。奈良時代に男女の間で交わされた相聞歌にちなむ公園です。

 

駐車場にあった案内看板です。到着したのは午後4時くらいで日も陰りつつあったことと、既にたくさん歩いた後で疲れていたので、下の赤枠で囲んだところだけ見て周りました。

 

 

まず向かって左側の桜並木を歩きました。この辺の木々はほぼ満開でした。

 

 

きれいに整備された公園です。

 

 

随所に万葉集の歌が詠まれた看板が立ててありました。梅の木のそばにはこれ。

 

 

ねむの木のそば。

 

万葉集の歌っておおらかで、情熱的なのが多いです。読んでいる人もなんか自然体で、わきあがる感情を押し殺したりせず結構ストレートに歌い上げてる感じがします。こういうところから伺い知る奈良時代って、大陸的というか、のびのびしていて、その後の日本とちょっと違う印象。

 

桜並木のつきあたりに藤棚がありました。ここの藤は見ごたえありそうです。ここにもまた来たいな。

 

 

そして更に歩くと、大きな古民家がありました。

 

 

 

200年前の建物みたいです。先日も舞鶴の大庄屋屋敷をみてきましたが、この辺はこういう古い家屋が残っているところ多いですね。

 

 

 

ちょうど期間限定で地元作家さんのアート展示をされていました。内部を見せてもらってきました。

 

 

 

立派な仏間がとってあって、大きな仏壇と思われるものが置いてありました。こちらのお宅もかなり大きな農家だったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

今度は園内右端にある継体大王像がある場所へ行ってみました。

 

 

 

像の前に大きなハートマークが。ここ、継体天皇と照日の前の二人にちなんで恋のパワースポットとされているのだそう。お能の「花筐」、女性が追いかけていって、その後、二人はよりを戻すという一応ハッピーエンドなので。

 

 

ふたりの周囲に濃淡それぞれの桜が咲いていて、美しい演出になってました。こんないわれがあったとは知らずでしたが、桜開花の時期に来てよかったです。

 

もう夕方なのでちょっと暗くなってきましたが。満開できれいな眺めでした。

 

 

 

 

 

ここはちょっと急ぎ足の観光で公園の奥のほうとかいけなかったし、万葉館という資料館も見れませんでした。4月中旬からは藤や牡丹の花が見ごろを迎えるそうなので、近くゆっくり時間をとって再訪したいと思います。