昨年の春に初めて目にしてとても感動した足羽川河川敷の桜並木を、ぜひまた歩いてみたいと思い、福井市まで足を延ばしました。嶺北の桜開花は前日4月4日時点で5分咲き程度。5日だとちょっとフライング気味になったかなと思ったのですが、桜って咲き始めると一気に開花が進むのですね。市内で目にする桜の木はどれもふわふわで見ごろになってました。
この日のお目当ては足羽川の桜でしたがやはりどこか「新しい場所」にも行ってみたい。ということで福井市内に入って最初は福井城址に行ってみることにしました。福井城址内には福井県庁が建ってます。こんなふうに城址に県庁があるのは福井県と群馬県だけなのだそうです。県庁前のコインパーキングに車を停め、橋を渡って敷地のほうへ。石垣の上に桜の木がたくさん植えられてて壮観な眺め。
見上げると視界がぎっしり桜で埋まってる感じ。
これ、花陰というのだったかな。私は晴天の下で満開の花の影を見るのがすごく好きです。
あと下の写真みたいに明るい陽射しを受けて花そのものが他の花に影を映している姿も好き。これ以上ないような美しい眺めだと思う。
石垣の上に登れるようになってました。遊歩道みたいなのも整備されてて素晴らしいお花見スポット。
福井城の初代藩主は結城秀康。家康の次男です。この方、勇敢果敢で立派な武将でしたが、不遇の人生で早くに亡くなってます。
そういえば県庁敷地内、天守台の下に「福井」の名の由来となった「福の井」と呼ばれる井戸跡があるそうです。もうちょっと歴史的遺構なんかもゆっくり観たかったのですが、今回は桜の花を見ることばかりを優先してて見逃してしまいました。桜の季節が終ったらまた見に来ます。次は足羽川河川敷へ。続きます。