コロナ第6波で暫くは遠出できそうにないので、この冬はせいぜい地元の海の幸を楽しむことにしました。ここも魚市場の近くにあるお店です。以前は夜も営業されていたと思うのですが、現在は昼食のみの営業です。明るくて清潔な店内で気持ちいいです。食事が準備できるまで、と出してもらった小皿。お箸は若狭塗りですね。
小浜市の仏谷というところは牡蠣の養殖が盛んなのだそうです。海のミルクと言われる牡蠣は栄養豊富で、ビタミンやミネラルを多く含んでいるのでなるべく摂りたい食材。その牡蠣を使ったメニューとして牡蠣の天ぷらと牡蠣の炊き込みご飯がありました。炊き込みご飯は割と一般的だけれど、牡蠣の「フライ」じゃなくて「天ぷら」?昨年も人気メニューだったそうです。面白そうなのでそれにしてみよう。
一般的な天ぷらのようなつけ汁や塩がついてません。このままで食べて下さいとのこと。物足りなかったら塩を持ってきます、と。
熱々な牡蠣を一切れ・・サクッとした薄い衣の下にはじゅわっと染み出る牡蠣の身が詰まっていました。牡蠣それ自体の旨味で何もつけなくてもすごく美味しい!カキフライにつけるようなソースが全く不要な濃い味でした。レモンが一切れあったら酸味が加わって良かったかなと思ったけれど、いや、何もなくても本当にこれで十分。旬のものってすごいな。
デザートに出していただいたのが、柚子の一種みたいなフルーツを炊いたもの。
柚子の自然な甘さと仄かな苦みが交錯してこれもとても美味。白砂糖を多く使ったデザートの鋭角的な甘さがなくて、とても優しい味に思えました。