冬型気圧配置で昨日は嵐のような夜。今朝の積雪は恐れていたほどではなかったものの、家の前の道路はシャーベット状です。いまも時折、降ったり止んだり。換気のために窓をあけるとひやーっと冷気が入り込みます。寒いー。今日は一歩も外出せず家の中で過ごす日になりそうです。

 

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さて12月5日の舞鶴。東郷邸の次に向かったのは海上自衛隊の敷地内にある海軍記念館。

 

 

 

 

専用の駐車場がないので近くの公園に車を停めて5分ほど歩きました。東郷邸からでも徒歩圏内です。普段、全く縁のないところです。受付で迷彩服の人に体温を測ってもらって、書類に記入し、記念館の方向へ~。お天気が悪くてあいにくだったものの、敷地内の紅葉が鮮やかでとてもきれいでした。

 

 

これが記念館。

 

 

こちらのほうは立ち入り禁止。

 

 

正面から。立派な建物です。昭和39年5月27日の開館です。いただいたパンフレットの説明によると5月27日は、WWII後に廃止された「海軍記念日」、日本がロシアのバルチック艦隊に勝利した日なんだそうです。

 

 

 

玄関からみえる大きな旭日旗がインパクト大。

 

 

 

東郷元帥の胸像。戦後の進駐軍による接収の際、機関学校の学生が埠頭の土の中にこの胸像を埋めて隠しました。その18年後、パトロール中の警察官に発見され、海上自衛隊に寄贈されたそうです。記念館も入館無料です。職員の方がおられるわけでもなく、自由に中に入って見学できる感じでした。海軍の歴史を示す資料などが展示されていました。下は明治初期の海軍創設関係者。左から山本権兵衛、西郷従道、勝海舟。

 

 

照明がレトロで良いな。上ばかり見てしまう。笑

 

 

 

噂には聞いていたけれど、本当にあった東郷ビール。

 

 

 

フィンランド製だそうです。フィンランドは、その不幸な地理的条件から、ずーっとロシアに虐められ続けた歴史がありますものね。いじめっ子ジャイアンみたいなロシアに極東の小国日本が一撃を食らわせ倒したのですから、フィンランド国民は拍手喝さいだったのではと思います。ロシアの南進政策で同じ目にあっていたトルコもきっと同じ気持ちだったかと。

 

東郷元帥愛用品の数々。

 

 

この記念館は旧海軍機関学校大講堂の一部に造られています。本体である大講堂も入りました。第一印象・・・大きい!!Σ(・ω・ノ)ノ! 広角ではない私のカメラには全景が収まりませんでした。

 

 

 

 

海軍の大講堂時代。昭和天皇に拝謁。

 

 

実際にみたステージ部分は写真より高くなっているように思いました。戦後に進駐軍が大講堂をダンスホールとして使用したので、ステージ部分はブラスバンド演奏用に高くしたのだそうです。なので舞台裾にある扉は下のほうが隠されて扉自体の高さが低くなってます。

 

 

陽気な音楽が流れ、人々が楽しそうに談笑し、踊るダンスホール時代を想像してしまう。

 

 

 

大講堂の横にもうひとつ資料展示室。

 

 

 

東郷邸のおまけ的に寄ってみただけでしたが、予想以上に興味深い展示でした。ここは土日のみの開館です。

 

この後は一服、市内のカフェにいきました。舞鶴編はあともう一回。