飛騨高山4日目。白川郷を歩きました。荻町集落は徒歩で周り切れるほどの広さです。ガイドさんがいなかったので、ざっと見ただけで終わりましたが、合掌造り家屋は夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるよう考えられて作られているそうです。かつての障子戸をガラス戸、サッシなどに替えてはあるものの、しっかり昔の景観が守られていました。現存する合掌造り家屋は114棟。うち59棟が現在も住居として使用されているとのこと。今も人が暮らしておられるためか、高山市内の飛騨の里に比べて、活き活きした雰囲気を感じました。家屋は人が住まなくなると急に生気がなくなりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は集落全体を見下ろす展望台に行きました。シャトルバスが出ているのですが、タイミングが悪く、次回バスまで1時間近くありました。自家用車でも行けるものの、駐車場まで車を取りに行くのにこれまた時間がかかります。歩いても30分ほどで登れるとのことだったので、徒歩で行ってみることにしました。11月後半で、翌日には白川郷でも雪が降ったようなのですが、この日は全くそんな気配もない小春日和の温かさです。坂道を歩いていたらかなり汗ばんできて途中で上着を脱ぎました。歩きながら少しづつ変わる風景をみるのが楽しかったです。

 

 

展望台に到着。メディアで何度も目にした白川郷全景が目の前に。逆光での撮影になりましたが、美しい眺めでした。あんなに大きい合掌造りがここから見るとミニチュアみたいに思えました。ここの展望台、駐車場もかなり広くて、車で来ても十分停められるスペースがある感じです。集落を歩く前に先に車でここへ来ておいたら良かったかな。喉が渇いたので自販機で買ったお水を手に、しばらくこの風景を眺めました。雪景色は更に幻想的でしょうね。

 

 

 

 

 

この展望台がある場所、かつてのお城跡であったようです。現存の様子から中世の山城ぽい感じ。

 

 

このへん、土塁、空堀のあとかな。

 

この辺が本丸?

 

再び坂を下りて集落に向かいます。集落のはずれぽい地区で、なんかいいなと思った風景。小屋と柿の木。静けさが良い。ここに観光客がいっぱいいたら、全く印象が変わりそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

また吊り橋を渡って駐車場に戻ります。川がめっちゃきれい!

 

 

 

この段階で午後3時頃。あと15km走れば富山県の五箇山があります。白川郷を歩いている時まで、次はそこに行こうと思ってたのですが、やめました。似たような風景をまとめて観てしまうと、旅の印象がごちゃまぜになってしまいそうだったので。五箇山のほうはまた富山県に旅行した時にでもいってみよう、と。帰路は100kmおきくらいにサービスエリアに寄って休憩しながら走りました。飛騨高山の旅記録は次回、泊まったホテルのことを書いてそれで終わりにします。